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フレデリカとレナ

天空に浮かぶ帝国ズイルバーン・・皇帝ミカエルドが君臨する、すべて魔法が支配する帝国だ。そのズイルバーン帝国の首都アルフィン・・高層ビルが立ち並び杖に乗る人達が、空中を飛び交う。ラダナークの中では、先進国の方であるヒースランドの上空にあり、科学の方も地上の国々と比べると、かなり発展していた。文字通り、空中にぽっかりと巨大な都市が浮かんでいる。アルフィンの五大賢者呼ばれる・・五人の大魔導師達の力で、アルフィンは浮かんでいると言う噂だ。                                   



                                    

その五人の大魔導師の一人・・アルバート・ノイマン。ズイルバーンの歴史に、名を残すと言われる天才魔導師だ。                                                                        

その一人娘、フレデリカ・ノイマンが親友のレナ・ロートオルデンの家に遊びに来ていた。・・二人で魔法の宿題をする為だ。                                


フレデリカが杖を持ち、キラキラの魔法を練習していた。            挿絵(By みてみん)

緑色と青い色のキラキラした宝石のような物が、フレデリカを包んだ。




フレデリカは身長168cmくらい、グラマーで抜群のプロポーションをしていた。肩まで伸びる赤っぽい金髪、オレンジ色の瞳、青いスクエア型の眼鏡をかけている。

頭には黒い魔法帽をかぶり、紺色の制服・・赤い宝石の付いたリボンに紺色のローブ、白と赤のチェック柄のスカート・・帝国グリモワール魔法学園中等部の制服だ。フレデリカは15歳・・年より2・3歳大人びて見えた。                       




その親友レナ・ロートオルデン                      挿絵(By みてみん)                            が、その様子をボンヤリと見つめていた。                  


レナは艶やかな黒髪のボブで、髪にはリボンの付いた白いヘアバンドをつけている。凛々しい黒い眉毛に、クリクリした丸い、深い紫色の瞳・・を縁どる長いクルンとしたまつ毛。愛くるしくまだ幼さが残る少女だ。身長は155cm細身の体で胸の方はペタンコだ。フレデリカと同じ15歳、フレデリカと同じ制服で一諸の学園に通っている。                                  



レナの部屋はお姫様のような部屋だ。ピンク色の天蓋付きのべッド・・ピンク色のレースのカーテン・・ピンク色の部屋の壁には深海の不思議な魚が泳いでいる。でも本物の魚ではなく、イリュージョン魔法なのだが。                                                             


白いイソギンチャクがフワフワと浮く壁を見ながら、フレデリカがつぶやく。                                             


「明日、学園が休みならいいのにね」                                                                                            明日・・フレデリカの願いが叶う事になる。皇帝ミカエルドの盛大な誕生祭になるのだ。・・エルンストを殺した金色の雲の稲妻と何か関係があるのだろうか。              

読んでいただきありがとうございます。

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