月光
今度はツキハのブンマへの反撃が始まる。ツキハは剣を掲げた。それは3秒間余りのでき事だった。ツキハが気合を入れると、今まで空の色が青かったのに急に空の色が暗くなった。そして月が顔を出した。
「何どうしたの、これ」
観客がどよめいた。特にアステルは暗闇が嫌いなので、少し怯えているようだ・・ 僕はアステルの肩をポンポンと、優しく叩いた。 アステルは少し安堵したように見えた。
その時だ! 「秘剣、月光」ツキハが月の光を刀に集め、とんでもなく大きな衝撃光を作る。衝撃光はツキハをブンマの魔術攻撃を防御した。 そして衝撃光は、月型の衝撃光の弾になり無数の月型の弾がブンマに襲いかかる 「まっ参った!降参だ・・そんなのくらったら死んじまう!」
月型の弾は、フッと消えた。・・ ツキハ対ブンマの戦いは、ツキハの勝利で幕を閉じた。
「すごい! 何なんだ今の技は・・」 「アイツ人間かよ・・」 観客が、ザワザワ騒ぎだした。
「ふーん・・やるじゃない・・アイツ・・東方の妖術使いね・・かなりの修行を積んでいるわ・・誰に教わったのかしら」
黒から青に戻ったばかりの空にセレーネが浮かんでいた。
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