表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/271

ゴスロリ女侍フブキ・サクラ

好きなキャラクターです

「ふーさてと・その・戦闘服似合ってるわよ」アステルが言う「でも僕には少しブカブカだ」僕が ふてくされて言うと「まあ・しょうがないわよ・とりあえず私の家に行きましょう……」「えっ家?」「そうよ この森の奥にあるわ」僕のことを無視してアステルはスタスタ歩きだした……僕も こんな深い森で置いてきぼりになるのはゴメンだ・アステルに急いで追っていくと・15分くらい歩いただろうか・ピンク色の屋根のメルヘンチックな家に着いた・家は二回建てでキノコみたいな形をしていて妙に可愛らしかった 大きな緑色のドアをアステルが開きながら言う「私は家にカギを かけないの 何も取られるものは無いしね」フフッとアステルがドアを開けた……その時……「アステル・ウオーレムいや・野獣ミロク……メシトッタリ・」凛とした女の声が聞こえた 挿絵(By みてみん)

 二本の刀を振りかざした女がアステルに襲いかかってきた アステルは余裕で 焦る様子もなく しなやかな動作で 刀を よけ…… その二刀流の女の腹に強烈な肘鉄を お見舞いした・「グッ」女が よろけ倒れた……「ふッ・マーダマーだ・ダメね・フブキ・サクラ その腕前では私は殺せないわよ?」「ワーツ」女が泣き出した・よく見ると女というより18歳くらいの女の子だった・長い少しウエーブの かかった赤っぽい黒髪にリボン……ゴスロリ風の かっこう……肌の露出度が高いフリフリの・暗殺者とは程遠い可愛い女の子だ 「あんたも侍を名乗るのなら・私に 正々堂々と勝負を挑みなさいよ・でも・負ける気しないけど……ね」フブキ・サクラの紅い瞳から涙が・ポロポロこぼれ落ちた……「うるさい・黙れアステルこれで120回目お前に敗れたのは……」不意にグーッ……フブキのお腹が鳴った……僕は思わず笑ってしまった……「おい小僧笑うなーブスは食わねど高楊枝だーあっ間違えた」僕は ついつい大爆笑こんなに・あの事件以来笑うのは久しぶりだった 「そんなに笑ったらかわいそうでしょう……」アステルが たしなめるように言う「フブキ・あんた お腹 すいてるんでしょう 何か食べさせてあげるから私たちも食事にしよう」アステルがこの家の奥にある台所に入っていった……アステルの家……部屋の中はシンプルで テーブルと椅子があるだけだ でも女性の部屋らしくいい香りがする……窓辺には古ぼけた写真と 花が飾ってある その古ぼけた写真には幼いアステルと思しき幼女と彼女の両親らしき人物が写っていた……そういえば僕はアステルのことは何も知らない……彼女が異世界の 人間で人間の姿は仮の姿・本当はミロクだという事しか……

読んでいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ