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僕たちは さっそく 「暁の家」に帰りデトレフ達に今日の事を話す事にした。 朝方に起きた襲撃事件から もう夕暮れ時に なる。・・時間が経つのが早いラダ・ナークは現実の世界より時間が早く過ぎてしまうのだろうか?。それとも いろいろなことが あり過ぎて僕の頭が混乱しているのか・・わからない。   皆でデトレフの部屋・・(地球儀や本が、こんもりある・・だが よく整頓されている)・・に集まった。 謎めいた男がアステルを殺しに来たこと・・不思議な魔法を使えること・・そして男がセシリーを見て態度を変えたことを、全て話した。 デトレフは、それらの事を黙って聞いていたが突然口を開いた。   挿絵(By みてみん)                                                                                                   「本で読んだ事があるんだ、ヒースランドの遥か天空にアルフィンと言う不思議な都市があると・・そこの住人は皆魔法が使えるらしい・・地上の人には使えない不思議な力が あるらしい・・いや・・らしいと言うよりあるんだ。」   「と、言うと・・どうゆう事ですか・・デトレフさん」          「スバル君 僕はヨルクガンドの墓場で5年前・・白く輝く不思議な石を拾ったんだ・・ 調べてみると この地上にはない石だ どうやら魔力を持つ石らしい 試しに僕が造ったオートマタ(自動人形)のランスロッテの体に、石を埋め込むと・・ただのオートマタだったランスロッテに生命が生まれた」        デトレフはコバルトブルーの大きな瞳を、さらに丸くして言った。     「じゃあ ただの人形が命を宿すって事は、もしかして死んだ人間も生き返る事ができるんですか?」                            「それは・・命・・魂を受け止める器がないと・・体が無ければ生き返りは たぶん不可能だ」                                    「そうですか・・」                                                          詩音の体は もう 朽ち果ててるだろう。                そう思うと僕は悔しかった。                       アステルが悲しそうな瞳で僕を見つめた・・。同情しているのか・・僕の余りの落胆ぶりに・・それとも・・                      「その事も大事だがセシリーの事もだ・・なぜ 男はセシリーを見て態度を変えたんだ?」                                                                    フィオナがセシリーの頭を撫でながら言う。                挿絵(By みてみん)                                                                                                   「アステルの事もだ・・ なぜ・・そんな所から・・アステルを殺しに来た?・・天空の都市から・・どうやって地上に舞い降りたんだ・・二人に危機が迫ってるんだぞ」                                                                 「うーん・・わからないなあ」                     デトレフが頭を抱え込んでしまう。                                                                                            「フィオナ殿・・せっしゃ・・トイレに行きたくてしょうがない時・・」   「はあ?」                                「真面目に聞くでごじゃる・・瞬時に移動できればいいなあと思うときがあるでごじゃる」                               「そ  それだ! 瞬間移動だ・・ 奴は瞬間移動の魔法でここへ来たんだ」デトレフが大声で怒鳴る!一つだけ謎は解けたぞー たぶん・・                                              そしてフブキがさらに続ける・・「アステルは せっしゃ達 旅の者には有名だったでござる アステル・ウオーレムと言う 不思議な髪の色をした緑色の瞳で怪物に変身する魔女がいると・・写真付きで賞金まで かけられていた でごるよ・・ミロクに変身すると言うアステルは人を食うという噂が あってっ  それならば せっしゃ が退治してやる!と言うことに  なったでごじゃる」                                   「それで・・私に果たし合いを挑んできては・・120回も負けたのよね」 「そうでごジャル・・・・噂は全て嘘だったでごじゃる・・アステルはいい奴だったでっごじゃる」                             ションボリしてフブキが うなずく。                                                       「まあ 私は強いから良いとしてセシリーちゃんが心配よ・・なぜ・あの男  セシリーちゃんを見て態度を変えたの?」                  「セシリーはあたしが守る!・・そんなワケのわからない奴に指一本触れさせないからな」                               「ワタクシもですわ! 親友のセシリーを守りますわよ」                                                                                   「違うのよ大丈夫なの・・フィオナお姉ちゃん・・ロッテちゃん・・あの人は違うの」セシリーの言葉に一同は困惑した。              

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