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苦悩

苦悩する昴

僕は電車に揺られていた。

 高校に戻るためだ。 あの事件から 4ヶ月以上過ぎた。 そろそろ高校に戻らないと退学になってしまう。 僕はため息をつく。 

両親は僕が高校を中退する事を危惧し無理やり追い出すように外に出した。 高校に行かざるおえない。詩音を殺した男達は、僕らと同じ未成年だった。 男達は未成年という事で法に守られ 少年a bだ・事件はマスコミによって大々的に報道されたが・あの男達あの野獣達は顔も名前も 伏せらて・何故か被害者の詩音の顔写真ばかり報道される その内奴らは少年院を出て シャバに戻ってくるだろう……何事も無く……奴らの出る頃には もう事件は風化し人々の脳裏から薄れ奴らは……のうのうと暮らす 事件の手記なんか書いて大儲けを目論む奴もいるかも知れない ……ちくしょう……握りしめた拳から……汗が吹き出してくる もう詩音は生き返らないんだ なぜ・こんな……面白半分に廃墟に行くのは悪いことかもしれないけど それ以外詩音が何をしたってゆうんだ 明るく優しく友達思いの子だった。……そして僕は今彼女の大切さが。かけがえのない存在であることを思い知らされた そんな時だった……ヒソヒソ僕が乗る電車の隅で声がする……あの 人・ああ・あの事件の・クスクス笑い声がする あの人自分だけ逃げたんだって……酷い奴……あいつが彼女見殺しにしたんじゃん・嘘だ 僕はそんなことしてない 悪いのは奴らじゃないか……僕は僕は「嘘ダー」静かな電車内が静まりかえる 思わず僕は叫んでいた……僕はノロノロと電車を降りた……僕の幻聴か……悪口が一人でに聞こえるようになった あの日以来……僕は謎の声に悩まされることになった……  いつの間にか高校の校門の前に着いた……私立聖ウラジミール学園・物々しい雰囲気のする校舎が生徒たちを飲み込んでゆく……僕も急いで校舎に入った ……教室の中は相変わらず騒がしかった……教室の外からも笑い声や話し声が聞こえる……僕は勇気を出して教室の中へ入った……「……おはよう」騒がしかった教室がシーンと水を打った様に静かになった・誰も何も話さない……僕に皆の視線が釘付けになっている事がわかった……僕は無言で下を向いていた……この時間気まずい時間を何とかやり過ごそうとする……何分時間がたっだろう……いつの間にか担任教師が出席をとっていた 「それでは今日は転校生を紹介する・みんな仲良くするように」一人の美少女が教室に入ってきた・皆がその転校生を見たとき いっせいにざわついた……






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