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過去から覚め

デトレフが 自分の幼少時代を語り始めた・・「僕は 子どもの 頃 神童と呼ばれていた・幼い頃から医学と錬金術を学び・・12歳でヒースランドのケーニヒ大学を卒業した・・僕には輝かしい未来が待っているはずだった・・でも そうは いかなかった・・」                                                                                                                                                                                                             また ここにも未来を・・平凡な未来を絶たれた者がいた・・昴だ     アステルとフィオナ達の危機を尻目に白き魔女とイチャついている・・・   挿絵(By みてみん)

                                                                                                             昴は夢を見ていた・・詩音の夢・・過去の思い出・失った幼馴染・・    詩音が僕に微笑む それはそれは美しい光景だった              白いワンピース・・姿・・麦わら帽子を かぶった詩音・・エメラルドグリーンの美しい湖 森・・・全てがキラキラして 天国みたいだ・・       抜ける様な青空・・詩音の黄金色の瞳・・白い肌白い髪 が太陽の光りに照らされて・・まるで 彼女は天使・・だが 突然辺は暗くなり・・詩音の身に付けていた・・白いワンピースが黒いローブになった・・詩音の右目が みるみる内に紫色になり・・詩音の清らかな顔は 血まみれに なった・・         「あんたが・・私を殺したの・・あんたが・・」             「違うよ・・僕じゃない・・あいつらだ・・僕が悪いわけじゃない・・」                                                  やめろ!! もう やめてくれ!!                                               僕は詩音を突き飛ばしてしまった・・                                                                                          「ちょっ・・あんた・・何すんのよ!」                  その声で初めて気がついた・・そこにいたのは詩音ではなく 白い魔女だった・・                                                                     僕は今までの事を瞬時の思い出し 現実に戻った・・             アステル達の方に急いで駆け寄ろうとした その時・・          「あたしじゃダメなの?あの子の所へ行くの?」白い魔女が 僕に語りかけた・・・                                でも・・僕はその問い掛けを無視しアステル達の元へ駆け寄る                                                                                                                    アステル・・ミロクとフィオナはヴィルヘルムの攻撃を必死に避けていた    アステル・・ミロクが僕に語りかける・・                                                                                        「遅かったわね・・本当はヒッパタイてやりたいけど・・いいわ・・早く私に乗るのよ!」                               僕はミロクに飛び乗った・・・                                                                                                                                                                                                          「・・というわけだ・・わかるかい」                   再び牢獄部屋・・・デトレフが話終えた・・だがフブキにはチンプンカンプンだった・・                                                                   「 全然話が・・医学・・錬金? ボーエンハイム?・・オートマタ?全然せっしゃ たわけ者だから そんな難しい話わからないでごじゃるよ 」     「ふふっわからなくていいのさ・・しょせん 僕の 思い出話しさ・・」   デトレフが少し 含みを含んだ 言い方をした               「僕の黒い棺桶の中に 僕の今までの研究の成果が詰まってる・・」                                                                                                                                                                                                                                                                                                     ヴィルヘルムが投げ出した黒い棺桶・・異様な空気が漂い・・目覚める時を  待っていた・・ 挿絵(By みてみん)

                                    そして 棺桶の中が静かに開いた・・                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

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