表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/275

裏切り

白い魔女が昴に手を差し伸べた・・昴は虚ろな目をして・・その手を握り締めた 白い魔女がニヤリと笑う                          挿絵(By みてみん)                                                                                               「スバル・・」アステルが悲しげに つぶやく                 挿絵(By みてみん)                          昴は白い魔女の誘惑の術に かかってしまったようだ・・いや それ以上の何かの大きな力が働いたに違いない 「詩音」・・昴が囁くように言った・・   アステルは呆然としていた・・アステルは魔女の誘惑の術には かかっていなかった・・たまに魔女の誘惑に 魅了されない者もいた(デトレフもフブキも魅了されなかった・・)アステルは内心傷ついていた・・昴とは強い絆・・一つに結ばれたはずだった・・                           しかし・・昴は裏切った・・                                                                                                                                                                      「ふふふ・・いらっしゃい・・私の可愛いスバル・・ アナタは私のモノよ」 白い魔女セレーネと昴が恋人同士の様に抱き合い始めた・・         「昴・・私の元に戻ってきて・・お願いよ・・」              しかし・・昴は答えない・・アステル達に背を向け・・相変わらず・セレーネと熱い抱擁・・・昴は人形の様にセレーネの言うことを聞いていた・・     その時・・フィオナが 怒鳴った・・「魔女め・・スバルを離しやがれ!さもないと・・」                               「さもないと・・なんですって?私達の仲を やっかんでいるのね・・・    あんた達のお相手はコイツよ・・ヴィルヘルム出てきなさい・・」                                                                                                                                                                                          ヴィルヘルムと呼ばれた者が出てきた・フブキから 取り上げた2本の刀 を腰にかけ・・デトレフから取り上げた黒い棺桶・・銃を抱えている       ヴィルヘルム・・セレーネに 不思議な飲みもの を飲まされた美貌の青年だ 美しかった面影はなく・・銀色の毛に覆われ鋭い牙ツメを持つ狼男に なっていた・・ヒースランドで 昔からいい伝えられる・ヴァラヴォルフと言う怪物に 成り下がっていたのだ・・                                                                                                                                                                                                             アステルはミロクに変身した・・黄金の閃光が辺りを包んだ・・      ミロクになったアステルが昴の心に語りかけた・・「スバル・・私のもとに帰ってきて・・お願い・・そいつは白い魔女よ・・君の 心の中にいる大切な人ではないわ・・」                              しかし・・昴はアステルの言葉に答えない・・相変わらず・・魔女と抱擁を交じ合わせ・・詩音・・詩音・・と うわ言のように・・つぶやいている・・                                                                                                                                                                                                                                                                ヴィルヘルムが持っていた 荷物を全て 放り出し・・          フィオナに襲いかかる・・                         鋭い爪でフィオナを ひっかこうとした・・しかし フィオナは何とか・・その攻撃を かわし 金色の剣でヴィルヘルムの腕を切りつけた・・      ヴィルヘルムの腕に剣がヒットした・・はず・・だった・・          だが・・ヴィルヘルムの腕は びくともしない・・ヴィルヘルムが 鋭い牙の口元をニヤリと開け・・逆にすごい力で剣を跳ね返した・・         剣を跳ね返され・・その勢いでフィオナは床に転んだ・・次の瞬間・・ヴィルヘルムの爪がフィオナに襲いかかる! 

閲覧していただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ