ランスロッテ
夜も深まってきた頃・・ホテル「暁の家」のエントランスでは・・「だーから・違うって・・僕は そんな事してないんだから・・おい ランスロッテ・・!いいかげん・・黙ってないで・説明してくれよフィオナさんに」デトレフが美少女人形に話しかけた・・すると!美少女人形がパチパチ まばたき をした フィオナとセシリーは目を見張った に 人形が動いた!「クスクス・大丈夫ですわ フィオナ様 お兄様は そんなことをする人じゃないですわ」 今度は に・・人形が喋った! 「デトレフお兄様は臆病な 山羊で善良で働き者のロバですわ・・動物に例えるなら」 「 僕が山羊?ロバ? 」デトレフが憤慨! そんな事お構いなしでランスロッテが ペラペラと 喋りだす「お兄様が幼い女の子に手を出すなんて そんな卑劣な事できませんわ・私・ずーっと見てたんですもの」 「お前・・いったい何者なんだ? 」 「ワタクシですか?フィオナ様」ランスロッテが妖艶に微笑んだ・・「 ワタクシは・・・ ランスロッテ フォン ハノーファクライフ 絶世の美少女でハノーファクライフ家の薔薇・ ドジでノロマな自称天才発明家デトレフ フォン ハノーファクライフの妹ですわ・・」 「エッー」「お前の妹てっ人形なのかよ?」 「そ・・それは・・まあ・・そうです・・ 妹がなぜ人形かは 後で・・話すよ でも ドジでノロマてっどーゆーコトだあ〜聞き捨てならないぞ!」 「くすくす・・本当の事ですわ お兄様 」 「何おー」とても奇妙な兄妹ゲンカだった・・ 「何を騒いでるでごじゃるか?何か声がするでごじゃる」「さあ・・スバルも起こして・エントランスに 行こうか」僕はアステルとフブキに強引に起こされエントランスへ・・ エントランスでは・・異様な光景が繰り広げられていた・・ 大の男が・・デトレフが あの美少女人形と口喧嘩してる・・デトレフは発明の他にも 腹話術の才能が あるのか・・ やっぱり・・この人変態なんだ・・・ 裏声だして喋ってるよ 唖然として僕らが その光景を見つめていると・・ 「な・・なんだ・・君達も いたのかい・・なんだーその変態を見るよーな目はー」 何かと誤解されやすい男デトレフであった・・
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