表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
211/274

雲行きが怪しい。

二人が同時に大声を出した。フウマとエステバン。唖然とした表情で、お互いの顔を見つめ合う。



「あんな 身分の低い者に、我が国王陛下デウス様が、直接話しかけられた。何て事だ。ああああああああ!」



エステバンが頭を抱えて嘆くと、今度はフウマが、「身分の低い者?それは、おぬし、失礼でござるぞ!。フィオナ殿は、名の知れた剣闘士。だが、しかし。フィオナ殿が、乙女の様に顔を赤らめておるでござる。これは、どーゆー事でござるか。」



興奮した様に言った。それを聞いたフィオナが、「おい、エステバンとか言う奴、失礼だぞ。それと。フウマ、あたしだって女だぞ!。それも、あたしに失礼だ。」



それを聞き、 デウスがクスッと微笑んだ。それはそれは、女性なら誰でも、 蕩けてしまいそうな 微笑だった。


そして デウスが、手から、マントを出して翻すと、 再び鳩の姿になった。




鳩になった、 デウスが、エステバンの肩に止まると。


「この方達を、王宮に案内しなさい。着替えと会食の準備を。それと、エステバン、ご苦労であった。」


「ははあっデウス様。」エステバンが長々と鳩に敬礼をする。



鳩は、どこからともなく、去って行った。





鳩が飛び去った 空を、唖然として昴達、一行が見上げていた。



挿絵(By みてみん)



空の雲行きが、徐々に怪しくなって来た。 見る見るうちに空が、暗くなって行く。 …







エステバンは、デウスの命令通りに、昴達を王宮の中に入れて、案内した、巨大な王宮の浴場。純金で作られた、 巨大な浴槽。 ライオンの形の蛇口からは、清潔な温かい、お湯が流れ…。薄衣の美女達が、美しいハープの音色を、響かせている。そして、良い香りのする、薔薇の花びらが浴槽に浮かんでいた。




エステバンが昴達に入浴を薦めた。男性は、男性だけ、女性は、女性だけで入る事にした。[ちなみにセレーネは、昴と一緒に入りたがった。]




そして、昴達男性達には、ワイン色のローブ。アステル達女性達には、白いドレスが、着替えるよう、王宮に仕える使用人によって、手渡された。

挿絵(By みてみん)

読んでいただきどうもありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ