狂乱のホラーナイト
セレーネの顔が恐怖で青ざめひきつる。アイアン・メイデンが人形を捨てさり、セレーネに不気味に微笑み かける。 セレーネの体は、まるで固まった粘度のように動かない。声も出せない。 セレーネの大切な部分は、このまま本当にズタズタにされてしまうのか!。 フィオナはセレーネに駆け寄ろうとしていた。大男達はフィオナに鉄拳をくらい、皆のびている。 セレーネの周りに不気味な影の様な物が、うごめいている。 フィオナには、そう見えた。その影が、かなり不吉な物に見えた。早くセレーネの下に行かなければ。セレーネのいる場所へ駆け出すフィオナ。 しかし、その時フィオナの後ろで 何やら音が聞こえてきた。 機械の音。 それも不穏な音が。 それは、一瞬の事だった。フィオナは振り向いた。 視界に映った者。それは・・・・・・!!。
銀髪のようなブロンドの短い髪。 ギラついた目をした男がチェンソーを剣のように構え、無気味に笑っていた。男はフィオナに挑発するように言った。 「俺が忘れられない夜にしてやるぜ。ベイビー」 「!!・・・。お前は。」 フィオナは、男の顔を見て言葉を失った。それは 聖ガルーデ教会でデトレフと一諸にいたヘルムート・フリッツ神父だったからだ。しかし、あの時の紳士的で優しげな面影は、まったくと言っていい程無く、・・・・ ひたすらに下品な口元を歪め、にやけていた。 「見ていたぜ。へへへ。ハハハハハ。お前達を。胡散臭い連中だとな。生け贄のガキを切り刻む為に、チェンソーを家から用意して来て良かったぜ。」 「お前…神父のくせに。・・この黒ミサに・…この 街の住人は・・・・ 狂っている。」 フィオナが唸る様に、絶望するように言った。 一方、セレーネはと言うと、アイアンメイデンに槍で犯される寸前だった。 アイアンメイデンは、セレーネの唇に強引にキスすると、腰を抱き寄せて、セレーネのアソコに槍 の挿入を試みた。 「ぎやあああああああああああああああああああああああああああ」 館内に女の燃え盛る炎の様な叫び声が響いた。
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