優しい女
今回は刺激的なシーンがあります。
アイアン・メイデン(鉄の処女)...。聖母マリアの形をした、西方の拷問、殺人器具。 数多の罪人達が血を流し、命を奪われ・・・余りにも残酷な、乙女。優しく聖なる者の象徴である聖母に似せたと言うその姿。それは悪意のある皮肉なジョークの様に思えた。 アイアン・メイデンの次なるターゲットは、セレーネ・ヴァイス。白き魔女 。昴の幼なじみの詩音に酷似していた。性格は正反対であるが。廃墟の中で詩音は、昴の目の前で少年達に次々に犯され、血にまみれてこの世を去った。 穢れなき処女だった詩音の無念の血。憎悪の血。血と涙の交じり合った女の血。
声なき無念の叫びは、罪なき人々 ・・・・アイアン・メイデンの餌食になった人々は、大多数がそうであった。 血を餌に成長した、この殺人鬼はやがて心を・・・邪悪に満ち溢れた心を持つ様になる。
大悪魔 ヴァフォメットのしもべである 、この血に飢えた乙女、アイアン・メイデン。かの有名な大悪魔でさえ、この悪夢の聖処女には、少し手を焼いていた。良い機会だった。アイアンメイデンを解き放つ時だ。生け贄はふしだらで魅力的な魔女。セレーネ。 セレーネは魔界では、少し知られた存在だ。人間の男をたぶらかし、堕落させて、その財産を根こそぎ奪う悪女として。 アイアン・メイデンがセレーネに向かって、不気味に微笑んだ。その時だった。アイアン・メイデンの顔が光出した。そうすると、アイアン・メイデンの姿、首から下が全身が現れた。
青い肌、紫色の髪。・・・ 白いドレス。不気味に鉄の処女が微笑んでいる。手には人形を持っていた。 するとアイアン・メイデンの股から、鋭い槍がニョキニョキと生えてきた。白いドレスが破れ、大きな槍が露出する。そして、人形の股ぐらの部分に、槍を突き刺し・・・・ 何故か人形の股ぐらから深紅の 血が吹き出した。 「お前のアソコにこの槍を、ぶち込んでやる。ふしだらな豚女。お前のアソコは、もう使い物にならな いくらい、 出し入れして ズタズタズタに、な。」 セレーネの体は動く事ができない。恐怖で顔が引きつる。 その時、「セレーネ、どうした。あたしの声が聞こえるか ー!!!!」 フィオナが大声でセレーネを呼んだ。大男達をやっつけ、セレーネに駆け寄ろうとしていた。 フィオナは 間に合うのか!!。
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