残酷な宴
この回は 残酷な 描写があります。
デッドリーフにラセツと呼ばれた紅い瞳の少女。 本当の名前はチユキと言い、かつての仲間のフブキ・サクラにそっくりだ。 執事のセバスティアンに連れられたチユキはデッドリーフの命令、余りにも残酷な 命令に従おうとしていた。 黒装束の大男達が、金色の檻の上の黒いシーツを 剥ぎ・・・・すると、金色の檻の中には、二人の 年端のいかない少年達がいた。少年達はブルブル震え、怯えた目つきをしていた。 少年達は二人とも身寄りがなく、街の孤児院からデッドリーフに騙されて連れてこられた。 ブロンドの天使のような巻き毛、薔薇色のぷっくりした頬、大きな青い瞳。少年達はデッドリーフの好みの容貌をしていた。 一人の少年が、檻の中から出された。逃げられぬように二人の男に両腕を捕まえらている。 「さあ、これから楽しい余興の始まりだ。諸君。穢れなき少年の甘美な叫び声を BGMにして食事を楽しんでほしい。」 デッドリーフが笑いながら、黒ミサに集まった人々に言った。 そして、大男の一人が、少年を寝台に寝かせてその身体を鎖でぐるぐる巻きにした。それは、 瞬く間 の出来事だった。 少年が恐怖で泣きじゃくる。だが、黒ミサの群衆は、誰一人として止める事や助ける者はいない 。むしろ、残酷な 儀式を期待していた。
そしてラセツ(チユキ)が金色の凶悪なナイフを持ち、少年が縛られ、寝かせられている寝台に歩み寄る。 「さあ、ラセツよ、いつもの通り心臓をそのナイフでえぐりだせ。子どもが子どもを殺す。なんて官能的ショー なんだ。」 デッドリーフが酔いしれながら言った。 ラセツの 紅い瞳が怪しく煌めく。幼き少女の手には不釣り合いな、大ぶりの血に飢えたナイフが握られていた。 東方と西方の血筋を半分受け継いだ様な神秘的で、かわいらしい顔立ち。 その顔を縁取る赤茶色のくせ毛。あどけない 少女...が 少年の身体を引き裂こうとナイフをかざす。 だが、 その時!!!!!
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