砂漠の女剣闘士フィオナ
剣闘士フィオナが鋭く長い剣を かまえた……人間を一度に4人くらい飲み込んでしまいそうな強大な……不気味な緑色の体をしたオオトカゲがフィオナに襲いかかる! オオトカゲがフィオナの足に噛み付こうと素早い動作でフィオナの後ろに回り込んだ……しかし フィオナ……彼女は背中に目があるのだろうか? オオトカゲの攻撃を華麗に避け空中を飛んだ そしてオオトカゲの緑色の背中に金色に輝く剣を突き刺した! コロシアムは歓喜の渦に包まれ・フィオナ! フィオナ! と観客の彼女を応援する声が響き渡る オオトカゲがジタバタ暴れ巨大なシッポを使いフィオナを追い払おうとした……だがフィオナはオオトカゲの背中に突き刺した剣を抜くとオオトカゲのシッポを鋭い剣で切り落とした 「ぎゃおおおお」オオトカゲが大きな鳴き声を発した オオトカゲの巨大なシッポがズドンズドンと別の生き物のように暴れ始め地響きがコロシアム場を包んだ 剣闘士フィオナがオオトカゲに語りかける……「お前も苦しいだろう……野生で生きてきたお前が捕えられこんな所で人間の金儲けの道具に使われている……今……楽にしてやる……」オオトカゲが うなずいた様に見えた……フィオナがオオトカゲにトドメさし……オオトカゲの首を切り落とした……今日のメインバトルは それと同時に終了した……コロシアム中に赤い花びらが舞い・勝者を讃える歌が響き渡る……コロシアム中 歓喜の嵐に包まれたがフィオナは それに答えることもなく そっけなく剣闘士達の控え室に 戻っていった……「すごい試合だったろう……この一戦だけでも ものすごい金が動く……フィオナはこの国で一番の剣闘士だ 人気ともにな」カストゥールが熱に浮かされた様に話した……僕達は剣闘士達の控え室に案内された……カストゥールがフィオナを僕達に どうしても紹介したいと言う 剣闘士達の控え室は椅子とテーブルがあるだけのシンプルな作りだ・でも よく掃除が行き届いていてキレイだった……塵一つない その部屋の片隅にフィオナが居た……金髪の小さな女の子と何か話をしている カストゥールがフィオナに近づき話しかけた「フィオナ……お疲れさん……今日も 素晴らしい戦いぷりっだった」「ありがとうございます……カストゥール様」フィオナは伏し目がちに言った 「今日は紹介したい客人がいるんだ……俺の仲間……アステルとスバルとフブキだ」「よろしく」フィオナは少し そっけなく言った「アタシはフィオナ・ロックウェル……」フィオナは180cm近くありそうな長身で年齢は22歳ぐらい透明感のある褐色の肌……水色で癖毛のショートヘアより少し長い髪 頭には緑色のターバン……しなやかな黒ヒョウの様なぜい肉の無い肢体を露出度の高い戦闘服に包んでいる……キリッとした細面の顔は厳しそうだが どこか 切れ長の優しげなブラウンの瞳をしていた……「この子はアタシの妹のセシリー……」セシリーとゆう女の子が小さく「よろしく……」と言いながらフィオナの体にしがみついた……
セシリーは白い肌をしていて年齢は9歳ぐらいだろうか……大きな青空色の瞳……ウェーブの かかった長いハチミツ色の金髪に赤いベールを かぶっている……コバルトブルーの マントを まとい 赤い異国風の服装だった この姉妹……フィオナとセシリーは全然似てなく……本当は どーゆう関係なのだろうか? 小さな疑問が残った
閲覧して頂きありがとうございます