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戦いの女神 

「お前は・・白き魔女」 昴達一行が、目を丸くした。 


 「まったく、いちいち、うっさいわねー。あんた達。あたしはセレーネ・ヴァイスて ゆう、名前があるんだからー。そう呼びなさいよー。」 



 セレーネは、不服そうだ。だが一人だけ昴だけは、頬を赤らめていた。相変わらず魅力的で詩音にそっくりなセレーネに。  



  その様子を見て、アステルがスバルの頬を軽く、つねった。 


 「何、ボーッとしてんの。スバル」 


そうしてるうちにセラフィム達の大群が、空から次々と舞い降りてくる。




 「ここは、あんたたち、お任せするわね。その子は気まぐれに助けただけ、まあ、あたしは高みの見物と行きますか。」



 挿絵(By みてみん)


セレーネは、いたずらっぽく・・生意気そうに微笑むと、魔力で宙を舞い、空の彼方に消えていった。


   



 「フレデリカ、フレデリカ。ねえ、しっかりしてよお。」 


 レナがフレデリカを揺り動かすがフレデリカは返事をしない。・・・   


そして、白い虚無の姿もフブキとランスロッテの姿もいつの間にか霧が消えるように、いなくなっていた。  



  一足遅かった。・・白い虚無にフブキとランスロッテを奪われてしまった。 



 だが、後悔に浸る暇もなく・・野生のセラフィム達の大群が時の神殿に舞い降りて、白い牙。怪力の腕で、人間達に襲いかかろうとしている。     




   「こいつら・・ぶったぎる・・レナ、あたしのそばを離れるな・・お前はあたしが守る」 


 挿絵(By みてみん)



「 フィオナさん」  


レナが放心状態のフレデリカを見つめている。    


 その時、アステルの体が光り聖獣ミロクに変身した。そして、戦闘能力の無い・・ 昴、デトレフ、フレデリカを強引に背に乗せて、セラフィムの攻撃を防いでいる。  



 そして、戦士たち・・ リカード・フウマ・ツキハ・そしてレナを守るフィオナが、 それぞれ前に出た。・・ そしてアルフィンの3人の大賢者で大魔導師  ・・アイリスハート先生、セシエル、そして、謎の赤ん坊を抱いたゼニアスが、応戦しようとしていた。



  宙を舞い攻撃してくるセラフィム達。奇声をあげて、 人間たちを食らおうとする。 



  先陣を切ったのがフィオナだった。  


フィオナはセラフィムに馬乗りになり、その首をハネた。 

          

  フィオナの剣に、鮮血が踊る。 


フィオナは微笑んだ。戦いの女神であるフィオナ。・・・・そう呼ばれていた。剣闘士としてのカンが蘇る。・・・・



 「さあ、我々もフィオナに続け」



リカードが叫んだ。

    

        

 

   

 


    

         

読んでいただきありがとうございます。・・

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