表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/274

惨劇

時の神殿で大爆発が起きた。こうなった・・・・いきさつを、フレデリカは・・全て見ていた。


 白い虚無へ、フブキとランスロッテを生贄に、アルバートが仕掛けた呪文・・フブキは、どんどん 白い虚無の方へと吸い寄せられ、ランスロッテは必死に踏み留ったが・・・結局、力尽きてランスロッテも・・ 白い虚無の方へ吸い寄せられていった。  


  「全て、私の思い通りだ。私に究極の力がああああああああああ。私は世界のキングに、いや神になるのだ。」



  「ぐああああああああああああああ」


 「お父様!」


アルバートが急に苦しみ出し、断末魔のような叫び声を上げた。   


 アルバートの様子が明らかに、おかしい。まるで獣の様な形相だ。 


挿絵(By みてみん)               


 

白い虚無はフブキとランスロッテを、片手で抱え込んだ。


 そして不敵に微笑む  


「私の可愛い天使たち・・お前たちの花のような唇に口づけを・・宝石のような瞳に祝福を・・お前たちの心まるで薔薇のように真紅。・・血の様にな。」  


 子守唄の様な不気味な歌を歌い始めた。・・・ 


 

 アルバートの苦しみは止まらず・・だが、得体の知れない巨大な力が流れ込んでくる様な感覚だった。

 


   フレデリカは何もできずに、ただ恐ろしさで立ちすくんでいた。




「お父様!」 


そう叫ぶのが限界だ。



  挿絵(By みてみん)



そして、アルバートの体が赤く変色し出し・・ 爆発した。 



人間・・ 大賢者といえども、生身の人間だ。強大な得体の知れない力に、アルバートの体はついていけなかったのだ。・・ 


 この惨劇を、フレデリカは一部始終見ていた。


余りのショックで、気を失いかけていた。     

 

 


  

                             


 

   

   

読んでいただきありがとうございます。・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ