再び時の神殿
ここは、時の神殿・・ 時の神殿は相変わらず 雪が降り積もっていた。
二人の父娘 アルバート・ノイマン その娘フレデリカ・・そして 二人の天使・・ ランスロッテ フブキが時の神殿に現れた。
美しい雪が、キラキラと吹雪いていた。その清らかな白い雪と裏腹に、 黒いローブの男、アルバートはどす黒い野望で心が満ちていた。
メラメラ燃えるような焔を、瞳に宿して。・・・
・・私はこの世界の・・この ラダ・ナークの本当の王になる。アルバート・ノイマンの名前
は 永遠に 歴史に刻まれ・・ 私は王いや・この世界の神になるのだ。・・そのために・・私は生まれて来た 。 伝説 ・・偉大な伝説を築くには、少しの犠牲が必要だ。・・アルフィンの石を体に宿す天使達。私の野望のためだ。仕方がない。・・
なにか恐ろしいことが、この地で起る。寒々しい景色の中で不吉な空気が漂う。
感情が無いはずのフブキにもそれが伝わり、ブルブル震え始め瞳は恐怖で揺れていた。
それを心配そうに ランスロッテが 見守っていた。
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