冷たい視線
ここは、レナの心の中・・・アステル・・ミロクと一つになった昴はレナの心の世界に入り込んだ
深海魚が泳ぐ空間でレナと対じしていると・・突然・・詩音が現れ・・・昴は戸惑う。
詩音と少し話した後、昴の胸に詩音の白い美しい髪が触れた。
昴は愛おしさで・・詩音を抱きしめたいと言う気持ちで、胸がいっぱいになった。
そして、詩音の髪に触れた途端。・・
空間が壊れるような、衝撃が昴を襲い・・
レナの世界から、現実の世界・・・に突如戻された。
アステル、昴が ダンジョンの床に放り出された。レナはアラクネーから普通の少女・・元のレナに戻っていた。
「おい!お前ら大丈夫かあ!・・しっかりしろよー」
大きな声の主はフィオナだった。セシエルも心配そうに見ている。
仲間たちが心配そうな顔で、かけよって来た。
フウマが鼻息荒く、アステルを抱き起こした。
「アステル殿ー大丈夫でござるかー」
「兄者・・どさくさに紛れて・・女子の身体を触りまくるなー」
ツキハが呆れたように言った。
昴はリカードに抱き起こされた。・・
「大丈夫か・・スバル君・・」
「はい・・大丈夫です。リカードさん」
まるで父親の温かさに触れたように・・昴は安堵し・・答えた。・・
そんなリカードと昴を冷酷な瞳で見つめる者がいた。・・
デトレフだ。・・しばらく二人を見つめていたが、ふと目をそらし・・レナを見つめていた・。
どうやらレナは、気を失っているらしい。・・死んだように眠るレナ。・・
レナを起こさなければならない。二人を・・フブキとランスロッテの行方を問いたださなければ。・・
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