地下都市
明けましておめでとうございます。今年 もよろしくお願いいたします・。
・・・そこは 時の神殿のダンジョンの奥深く・・。生ぬるい風が吹いていた。
黒い石畳の地下都市・・。アースガルドだ。
時の神殿の地下には、何と地下都市が広がっていた。
地底に住む人々が生活しており、民家や店屋が所々に有り平和に暮らしているようだ。
日が当たらないため、人々は肌の色が生白く・・皆いちおうに背が低かった。その中で、背が高くピンク色の肌をした二人の男女が都市の街を、早歩きで歩いていた。
黒いローブを着た・・怪しげな二人。・・・
男女と見られた、二人は父娘のようだ。・・髪の色・・瞳の色が、顔立ちが二人はよく見ていた。
娘の方が父親と見られる男に話しかけた。
「お父様。あの二人は?」
「二人とも生きている。・・衰弱はしているが・・」
父親の方が静かにため息をついた。
その頃・・アースガルドの小さな民家・・。
二人の少女達が監禁されていた。古びた小屋のような民家。だが、頑丈そうな扉には何重にも鍵がかかっている・・・。
二人はひどく衰弱しては、いないが。・・その瞳には、絶望の色が色濃く漂っていた。
読んでくださりありがとうございます。