表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/274

毒蜘蛛

 「レナ・・君はどうして・・。」



  「・・・・・。」


レナは僕の問いに答えない。虚しい空気が漂い始めた。





   その頃、静かな心の世界とは裏腹に・・外の世界では、怒号と悲鳴で、埋め尽くされていた。




「うわあー」・・「きゃあ」・・・




 アラクネーと化したレナが一行に攻撃を仕掛けたのだ。




  怪物と言っても中身はレナなので、攻撃出来ない。・・仲間たちは逃げ回り、防御するほか、術はない。




  リカードは、必死にセシエルを守ろうとし、フィオナはアラクネーの、蜘蛛の巣攻撃に手を焼いた。



アラクネーは、すばしっこい・・殺人蜘蛛・・猛毒を持つ・・を吐き、攻撃してくる。・・




 それは地獄絵図その物だ。



 蜘蛛が苦手なフウマが、少し情けない でも 大きな悲鳴を上げた


挿絵(By みてみん)



「ううっ蜘蛛が来るでござる・・拙者・・蜘蛛が怖いでござるよ!!なんとかしてでござるゥゥゥ」



  「兄者、情けない声を出すな! 侍だろう あんたは・・ここは、なんとか耐えろ・・男だろう」

ツキハが怒鳴る。


  その言葉にデトレフが思わず反論する。



「男だって、サムライだって怖いものは、怖いんだ。・・僕も怖いよ」



 何とか、毒蜘蛛を払いながら叫んだ。




 その頃・・心の世界では・・  





   神秘的な深海魚が、二人の間をすり抜けて行く・・



レナは、昴の問いには答えない・・


挿絵(By みてみん)



 そして昴に無言で背を向けた。・・             

読んでくださり、ありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ