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パーティーそして決闘

 フーッ……僕はため息を ついた……カストゥールの 使用人が僕ら3人をそれぞれの個室に案内した 客室だ 僕に あてがわれた部屋には天蓋付きの大きなべッドが あり べッドの脇テーブルには現実世界では見たことのない 不思議な形をした果実が 美しい皿に盛られている そして赤い飲み物がグラスに入っていた……えらい用意がいい……そう思った・その時…… べットをよく見てみると ! なんだこれはぁ……黒いキザな感じのタキシードが置いてあるではないか……まさか僕にこれを……着て パーティーに出ろと? ……ヤダーやだよ……ぜったい……でも……試しに着てみた・そんなに悪くないじゃないか……部屋に あった姿見鏡を見て思った・そして・月が出て来てとっぷり夜に なった 7時にリビングルームへ行く約束だ……リビングルームに行くと着飾った数十人の男女がグラスを持ちながら談笑していた 大きなテーブルには 大きな豚の丸焼き 色とりどりの宝石の様に美しい果物 煌びやかにデコーレションされた 巨大な何層にでも重なった ケーキ その他・すごいご馳走が テーブルに埋め尽くされていた……僕が夢中でオードブルと鳥のもも肉に かぶりついていると…… 人々から 歓声の声が あがった カストゥールだ 相変わらす白いターバン……白いマント姿で二人の美少女をエスコートして登場だ くゥ 両手に花という奴か……キザな奴う……カストゥールにエスコートされている美少女達……よく見ると……アステルとフブキじゃないかぁ! アステルは頭に金色のティアラを かぶり 首にはエメラルドの宝石を身に付け 白い清楚なドレス姿 スレンダーな肢体が よけい引き立つ フブキは長い ウェーブの かかった髪に黄金の髪飾りをつけている・やっぱり 首に アメジストの宝石 ふわふわしたピンク色のドレスが彼女の 可愛らしさを 引き出していた……アステルとフブキは うっとりした顔・でカストゥールを見つめている……僕は とたん に惨めな気持ちに なった……それでも パーティーは 続き……アステルはカストゥールと何か親しげに話している 何かアステルが急に遠い存在に見え寂しくなった……「どーしたのん……スバル殿 パーティー楽しんでる? ……」フブキが僕に近づいてきて話しかけてきた「まあまあだね」僕が拗ねた調子で言った「カストゥール殿が おぬし に話があるんだって」フブキに強引に連れられて カストゥールの所までやってきた……カストゥールが僕の顔を見てニヤリと笑う……「俺は君と剣で戦いたい」はぁ? なんだ唐突に……「何いってるのよ カストゥール スバルは 剣なんか 持ったこともないのよ……危険だわ」アステルが心配そうに言う「アステル もちろん手加減するよ……君の大切な友人だ・怪我はさせない……パーティーの余興の一つだ……」アステルとカストゥールの 仲睦まじい感じにイラつき つい言ってしまった……「いいですよ……受けて立ちますよ」しかし すぐに後悔した……カストゥールはレイピアの達人だった……カストゥールのレイピアは ヒュんッ 華麗に空を切り裂いた カストゥールのレイピアが僕を追い詰める 僕はと言うと レイピアを懸命に よけるのがセイイッパイだ……怖くて泣きべそをかきそうだ……アステルの方をちらりと見た……もう やめて……と心配そうな顔してる・僕は自分が情けなくなった……パーティーの客人たちの目線が僕達に注がれた・とうとう カストゥールにプールの側まで追い詰められた・カストゥールのレイピアが僕の喉元まで迫った 挿絵(By みてみん)

……もう これで やめてくれるだろう……しかし……カストゥールの目がマジ……いや 暗殺者の目つき に なっている! 「やめて もう・スバル逃げて」アステルが叫んでいる……カストゥールの気が その声で 一瞬緩んだ・僕は その 隙にプールに飛び込んだ・僕は溺れかった……そうだ 僕泳げないんだっけ……プールの底は深く……アステルの悲鳴が微かに聞こえた……僕は死ぬのか? ……それとも

読んでいただきありがとうございます

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