表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
125/274

あの女が再び

ダンジョンに聞き覚えがある、若い女の声が響いた。一行が、声の方に目をやると・・あの女がいた。

 セレーネ・ヴァイス・・白き魔女だ。



「まーた会ったわね。あんたたち・・ここで、がん首揃えて何してんのよ」




白く長い髪をツインテールにしばり、艶かしいエナメルで出来た、赤いドレスを着ていた。


手には奇妙な形の杖を持っている。


挿絵(By みてみん)


「あんたは白い魔女!あんたこそ何してんのよ。」



アステルが怒鳴った。



「まあ、ミロクちゃん・・お久しぶりねー。可愛いお尻震わせちゃってー・・」



  セレーネが、からかうように、馬鹿にするように挑発した。



「お主が白き魔女でござるか。・・お主の噂は聞いておる。アステル殿を侮辱するなら、女人でも許す事はできないでござる。」



フウマが、ナイフの様に鋭く言った。



挿絵(By みてみん)



「侍のお兄さん、そんなにムキにならないでも・・いいでしょ。それとも・・この化物のアステルちゃんが好きなわけえ。」



  フウマの顔が赤くなった。フウマはアステルに恋をしているのだ。・・・



セレーネの妖艶な笑い声がダンジョンに響いた。・・



スバルの心は複雑だった。・・(詩音にそっくりな顔で、そんな下品なことを言うな・・それにしても・・死んだはずの詩音が蘇ったみたいに、本当に生き写しだ・・。こいつは本当は蘇った詩音なんじゃ・・・)


昴の声無き、嘆きがため息となって、ダンジョンに響いた。・・

読んでくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ