二つの恋
二人の少女がたたずんでいる。天使の翼を持ち、薄ピンク色のローブをまとう。
フブキとランスロッテだ。未だに夢現といい感じで二人はぼんやりししていた。
その二人にデトレフが話しかけてきた。
「その・・調子はどうだい?・・二人共」
「ワタクシは大丈夫ですわお兄様・・でもフブキ様が」
ランスロッテは、まだ体の中にアルフィンの石があり過去の記憶・・魂があった。
でもフブキは、魂がなく体内に過去の思い出がない ただ生きているだけなのだ。
デトレフはただ寂しそうな顔をしていた。
わかっていた事だった。でもまた、いつか自分に微笑んでくれるそう信じて・・
その頃セシエルがリカードに贈り物をしていた。
「これンはねん・・・不思議なんペンダントンよん」
「どこへん行ってもん、私んとお話ができるのよん 不思議んなペンダントン・・」
「あのー何故セシエル様これを私に?・・」
「私ん・・リカードちゃんの事ラブラブンリカードちゃんハンサムん・・うふふふ」
「はあ意味がわからない・・相変わらず」
リカードがため息をついた。
でも、まんざらじゃないけれど・・すごい美人だから・・でも 頭のほうがお花畑なのだ。
「リカードンちゃん私んはアルフィンを守るんなくんちゃならない旅んに一諸に
いけんないんの・・でもこの愛の証んのペンダントがあれんばね」
セシエルが突然リカードにキスした。いきなりだった。思わずどぎまぎするリカード・・・二つの愛。・・デトレフとフブキ・・リカードとセシエル・・同時進行か?
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