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生ける屍と本質

「ぶっ飛べえええええッ!!」


マコの拳が烈光の奔流となって死霊獣ガルヴァリオンの胸部に直撃。


轟音とともに大爆発。

骸骨の体が吹き飛び、周囲の死霊たちもまとめて薙ぎ払われた。


楓は思わず歓声を上げる。


「やった、マコ!!」


煙の中、マコも肩で息をしながらガッツポーズ。


「フハハ、これで――」


しかし。


ゴゴゴゴゴ……


「な、なんだよ……」


煙が晴れ、そこには――


バラバラになったはずのガルヴァリオンの骨が、ゆっくりと集まり再構築されていた。

砕けたはずの胸部すら、闇の瘴気に包まれて完全修復。


【死霊再生・発動】

HP:99999→全快



「は、はぁああああッ!?」


マコの目が点になる。


「……無駄だ」


レイヴェルが冷たい声で呟く。


「こいつの“死霊再生”は、瘴気が残る限り無限。

どんな攻撃も、一撃では倒せん。

それが、俺の切り札だ」


「ふざけ……」


マコの覚醒ゲージがみるみる減っていく。


残り覚醒時間:00:45

「くそっ、マズい!」


楓も膝をつき、肩で息をする。

「ご、ごめん……もう、MPが……」


彼女の杖からは光も魔力の気配も感じられない。


マコは歯を食いしばり、楓の肩を掴む。


「無理すんな、ここからは俺が――」


「だ、ダメ……マコも、もう……」


彼女の目には涙が浮かんでいた。

自分の無力さを悔しがる顔。


マコは深呼吸して、ニカッと笑った。


「バカ、俺は覚醒王だぞ。まだ終わっちゃねぇ」


死霊王ガルヴァリオンが、瘴気の嵐を纏いながら迫る。


マコは拳を握り、最後の力を振り絞ろうとするが――

その瞬間、神様ポイント指輪が赤黒く発光。


【異常覚醒反応発生】


ウィンドウが激しく点滅する。


「……なんだ、コレ」


指輪の表示には

《覚醒超過警告》

“カフェイン濃度不足”


「ッッくそ、あと一歩……!」


カフェイン不足で覚醒維持が限界。

視界も歪み始める。


ガルヴァリオンの骸骨の手が迫る中――


『まだだ、覚醒王。まだ倒れるな』


頭の中に、ヴァルグの声が響く。


『ここを乗り越えろ、マコ。貴様はまだ覚醒の本質を知らん』


「本質……だと?」


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