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私のことを知らないで  作者: monariza
第一章 綺麗な物には毒がある
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第三話 自己紹介

「私の名前はレイ、よろしくね。」


昼食後の休み時間。

血糖値があがっているのか少し眠気があり、自分の席に座ってぼーっとしていたら、声をかけられた。

ぼーっとしている状態から何時も通りの自分に戻るのにちょっと時間かかる現象わかってくれる人いるかな。

まぁそんな訳で少し反応が遅れた。


「…ぁあふぁい、よろしく…お願いします。」


笑われた…(照)。

綺麗な笑顔だな。

どこにでもいる少女の笑顔にも見えるし、何かを慈しむかのような大人の雰囲気を纏った微笑みにも見える。

嘲笑ではなさそうなので安心した。


 

「かわいらしいお返事ね。

 よろしければ、お名前を聞いてもいいかしら。」


私の脳内処理がようやく追いついてきた。

…名乗り忘れていた。

というか、今更だけれど転入生に対して在校生が声かけするのが一般的なはず。

受動的な自分に対して想像世界の中で涙を浮かべた。

  

 

「はい、私の名前は桜田 心といいます。

 漢字は木の桜に、田んぼの田、心は普通に心です。」


「いい名前だわ。

 なんてお呼びしたらいいかしら。」


「え~っと、家族にはココロとかココとかですかね。

 友達からはサクラとかココロって呼ばれます。

 まぁ、友達は2人だけなんですが。」


「候補が3つもあるのね。」


「はい、なのでどれか好きなので呼んでいただければって感じです。」


「そうねぇ、ココっていうのがなんだか一番響きがいい気がするわ。

ココって呼んでもいいかしら。」


「はい、ココで呼んでください。」


「よろしくねココ、あなたは私のお友達第一号よ。」


「一号?他にもお話をしていた人を見かけた気が…。」


「私は自分から動きたいタイプなの。

だから、私から声をかけたあなたが最初のお友達よ。

それに…。」


レイさんの顔が近づいてくる。

近い。

近い。

ちかい、ちかい、まだ近づいてくる。


私の耳に息が触れる。

温かい。

少し寒さを感じるようになった10月後半、冷えた身体に温かい息なんてされたら…。


「あっ…。」


声が出てしまった。

恥ずかしぬ!!


「…私のこといつも見ていたでしょ?」


一週間観察してたこと気づかれたんだ…恥ずかじぬーー!!(涙)

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