表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私のことを知らないで  作者: いえる
第一章 綺麗な物には毒がある
3/3

第二話 魅力

少し奇麗な普通の人?


魔法学院中等部二年に転入してきた転入生へ、一週間、私が観察して出した評価は、なんてことないものだった。


「レイ」


苗字はなく、名前だけ。

ニホンでは少し珍しいが、他の国ではそこそこあることだ。


顔は少し奇麗。

幼いわけでも、女らしいわけでも、男っぽいわけでもない。

現代風にいえば中性的な見た目だ。

学年で一番可愛いわけでも、美しいわけでもない。


性格というか、周りの人との接し方は、とても丁寧でいつもほほ笑みを浮かべている。

非常に好印象だ。


身長は160の後半くらいで、同年代の男子と同じくらいかそれ以上に高い。

私は今はまだ、身長が149cmくらいしかないため、並べば驚くほど身長差があるだろう。

いつかはその差は縮まるがな!!

私は絶対に身長が伸びるはずだから!!



あと特筆できることといえば、髪が少し変わった色をしている。

銀色のようで水色のようにも見える色。

長さは腰ほどあり、よく手入れされているのか美しい艶がでていた。


その髪のせいか、彼女が放つオーラ、漂わせる空気のせいなのか、何が理由かは断定できないが、彼女を[少し奇麗な美しい人]と確定しきることができず、?な状態にし私の思考を惑わせた。


これが、人のもつ魅力というものなのだろうか。

目に入る情報を認識し、しっかり言葉に変換し理解する。

そうしていたとしても、認識できない、言葉にできない、理解できないことは少なくない。

人は、そういうものに何故か惹かれる。


そう。

私は彼女の何かに惹かれている。

惹かれているといっても、恋とか愛とかではない。

ただ、知りたい。

近づいてみたいと思うんだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ