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私のことを知らないで  作者: いえる
第一章 綺麗な物には毒がある
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プロローグ

はるか昔、魔女裁判など魔法使いを迫害する大きな運動が頻発したため、世界に存在する魔法使いの総数は、現在、絶滅危惧種と同様の扱いを受けるほどに減少している。


この世界では、徐々に失われつつある魔法。


そんな魔法に適性がある人間を集め、秘匿し育てる場所が魔法学院である。


魔法学院は秘匿された国際機関である世界魔法機構の各連盟国に一か所存在し、世界共通呼称ではアカデミーと呼ばれている。


一般の人間には架空の話として語られ、この世から切り離され、秘匿されている魔法という存在。

魔法とはどんなものか。


一言で言えば奇跡だ。


素養に応じた強度で世界に干渉する未知の力。

過去に世界中の政府と天才科学者たちは、魔法を科学をもって解明しようとした。

しかし、それは過去から現在に至るまですべて失敗に終わっている。

地球に住む人類の文明レベルが低いためか、そもそも魔法とは科学と相反するものであるためか、真実はいまだわからない。



だけど、それは魔法に限った話ではないのかもしれない。

この世界には誰にもわからないことが私たち凡人が思ってるより結構あるものだ。


しかし、その中で知りたいと思うことはどれほどあるのだろう。


まぁ、私が今最も知りたいことはなにかと問われたなら、今日の夜ご飯について知りたいと即答する(笑)。


では、ついでに二番目にはなにかと聞かれたのなら、どうにかひねり出し、若干迷いつつこう言うだろう。


「今日くる転入生ってどんな人だろ。」



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