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77話「前はラスボス、後は猛毒エリア」

 

「やめて~こ、怖いこと、命令しないで…」

「リン。この世界でたった一人、キミだけが毒と親友になれるんだ。きっと、この沼地だって…キミを歓迎してくれるはずさ。そうだろ? 巫女さま……」


「フン。あながち的外れではない。この聖域は普通の生物にとっては地獄だが、毒人にとっては楽園に等しい」


 端的に言えば、毒人である以上、毒の沼地を畏れる必要はないワケだが……華白はブンブンと首を振ってカケルの提案を拒んだ。


「か、カケルを囮にして、毒の沼にダイブしろって言うの! 」

「そうだ。ボクが荒神業魔を挑発して、時間を作る。その間に、毒の沼地へ避難するんだ」

「最低最悪の作戦かも! わかりました……って、頷けるわけない! 」


 そんな風に、言い争っている、と……


「〇△〇、○○○○○○○○○○○! 」


 荒神業魔が触手で樹木の壁を粉砕し、華白一行の前に100%の殺意を露わにして躍りでた。

 華白とカケルは、見事に荒神業魔と毒の沼地に挟まれてしまう。であっても、カケルは荒神業魔と真っ向から対峙し『十弐式毒銃』を両手で構えてから、指先を引き金にのせた。


「コレを使えばッ、アイツを……この世界から追放できるんだ」


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