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74話「天罰」

 

「〇△〇、〇✕、△△……」


 荒神業魔は真紅のコボルトの手足を骨肉のようにしゃぶりつくし、フォートレス甲殻をバキバキと噛み砕き極太の喉仏をゴクリと躍らせてから、覇者の雄叫びを天にむかって掲げた。


「〇△〇、○○○○○○○○○〇○○○○○○○○○〇○○○○○△ッ! 」


 怪力無双の圧力を素肌で実感した途端、華白の毒人細胞どくびとさいぼうから警告アラームが発令する。


(こわい、かも……)


 全身から冷汗が噴き出し、体の言う事が効かなくなる。


「あ! あれ! 足が……なんでッ! 」


「馬の骨! 何をボーっとしておる! 回避行動を取らねば…喰われるぞ! 」

「で、でも~足が凍りついてて、動けない、かも」


 荒神業魔の触手が『槍形態』へ変形し、槍の矛先が華白のこめかみに照準を合わせる。


「ひィ、わたしィの脳ミソを串刺しにする感じ?!」


 詰みの現状に絶望する華白。


(調子に乗ったから天罰が下ったんだ~。ルルナさま、お許しを~)


 ウジウジと懺悔している間にも、死へのカウントダウンは刻まれてゆく。


「〇✕〇ッ! 」


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