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71話「揺れる森」

 

 それとは別に、雷昂は十弐式毒銃について黙々と考察している。


「何故……七神が、毒の女神の神具を猿共に……どうも、きな臭い」

「巫女さま。一体、何をブツブツ言ってるんだい? 」

「老人の独り言だ。気にするな」


(抜群にあやしいかも。謹崎さん、肝心な情報を隠してるぅ? 」


 気になる点はあるものの、とりあえず今は『神具を回収できた』ことを喜ぶべきだろう。


「お先真っ暗だけどぉ、神具を回収できて良かったかも」


 カケルは華白の言葉に頷き、次の計画を語る。


「ああ、計画通りだね。さて、ここからは『翼さんとの合流』が正解かな」


 …この十弐式毒銃を扱えるのは『身体強化の加護を受けた』井竜翼だけ…


「わたし達がコレを持ってても、宝の持ち腐れかも」

「うん。だから一秒も早く、この神具を翼さんに届けなくちゃいけない」


「しかし、その『翼』とかいう主人公と逸れているのが現状であろう。さて、小僧……如何にして、そ奴と再会を果たすつもりだ? 」

「巫女さま。その方法はね……」


 カケルが『翼との合流手段』を口頭で説明しようとした、その時……


 ーーードドド、ドドドドドド、ドドドドドドドドド! ーーーー


 火山が噴火するかのように、地面が激しく震動しはじめた。


「地面が震えている?!様子がヘンだ! 」


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