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219話「馬の骨と左ストレート」


 雷昂の召喚獣(蛾の大群)のせいで、ルルナの動きは止まってしまっている。

 つまり、この数秒のみ……ルルナは隙だらけで無防備。


「フン。時間は……稼いだぞ……」


 雷昂はニタリと不敵に微笑み、バトンを繋ぐように華白に一喝した。


「馬の骨! いけえええええええ! 」


 蛾の大群が、雷昂の叫びに合わせて四方に散開。立て続けに、蛾の大群の中から、華白隣が突撃してくる。


「な、なんですってッ! 蛾は囮?! 」


 華白はルルナの懐に入り、ズタボロの左拳に100%の力を込めてから、ルルナの顔面へ左ストレートを放った。


「おおおおおおおおおおおおおお! 」


 ーードゴォ! ーー


 華白の拳がルルナの鼻に直撃し、美しい顔面へ深くめり込んでゆく。


「ご、ほォッ」


 臆病者の全力パンチによって、軽快にぶっ飛ばされてしまうルルナ。

 それから、毒の花壇の上をリバウンド。

 終いには、後頭部から地面へ追突してしまった。


 ルルナの口から「おぇ……」という嗚咽が漏れ、希望の女神は花壇の真ん中で静かになる。


 華白はヒリつく左手をぶら下げたまま、地で寝そべっているルルナへ一言。


「ルルナさん、わたしィの……勝ちかも。多分…」


 『勝った』という実感はないが、痛む左拳をぶら下げオドオドと勝利宣言をしてみせた。


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