200話「神具の恥さらし」
ルルナは、華白から視線を外し『足元にある毒銃』を冷たい目で見下ろす。
「では♪ 神具の名誉を愚弄した『ゴミ』を処分しましょう」
晴天ノ無想剣を頭上に掲げ、足元にある毒銃を一瞥。
「十弐式毒銃。二代目・毒の女神が自作した……神具の恥さらし」
…ゆえに…
「欠陥品は消毒ですわ♪ 」
一切の躊躇もなく、聖剣で十弐式毒銃を叩き割った。
聖なる閃光に焼かれ、バラバラになる毒銃、ハンドキャノン内の複雑なパーツが無残に散乱してしまう。
「脆いですわね~お次は~」
「ど、毒銃の次は! わたしィってわけ?! 」
(……とりあえず、距離をとって、あの剣に気をつけないと……)
華白は相手の追撃を警戒して、後ろへバックステップを試みる、が……
「ヤバぁ、足が……」
大量出血+激痛に痙攣する脳みそ。
今の華白は死人の一歩手前、その場で立ち上がる事すら困難な状態だった。
「い、一歩も歩けない、かも」
足にエネルギーを注いだ途端、体の力全てがシャットダウン。
ガクリと落ちる足、華白の膝が崩れ落ちてしまう。
「あぅ……力が、入らな、い」
「なんて健気なのでしょう。泣けてきますワーー」
ルルナは、華白の無意味な抵抗をニタニタしながら傍観。
その次に、慈愛の眼差しで華白を見下した。




