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175話「最強無敵のマント」


 華白は、想像を遥かに超える展開を前にして固唾を飲み込んでしまう。


「ありえないかも。荒神業魔の必殺パンチを弾き返しちゃうなんて」

(も、もしかして……今、ルルナさまが着てる『マント?』に種が仕込まれてるんじゃ……)


 キョトンと立ち尽くす華白に見せつけるかの如く、ルルナは身に纏っている『虹色のマント』を優雅に翻し説明を続けた。


「驚くのも必然ですわね。コレは銀幕羽織ぎんまくばおり。最高位の女神だけが扱える天地神明の神具なのですから」


「でも、ソレって多分……カケルが受け取らなかったヤツですよ、ね? 」

「左様ですわ。確かに、この羽織はカケルさんに拒否されました」


 ……だが……


「例え、殿方に振られようとも。秘められし能力は最強そのもの。銀幕羽織には『着用者を無敵にする』という、主役にふさわしい機能がございますのよ」


「む、無敵。なるほど! だから、ガスマスク無しでも平気なんですね! 」

「ご名答ですわ♪ この銀幕羽織がある限り、わたくしは毒霧の効果の対象になりませんのよ」


「それに……」と説明を続けながら、ルルナは荒神業魔へ視線をうつす。


「〇△〇、○○○○○○○○○! ○○○○○○○○○! 」


 またしても、ルルナの台詞途中で荒神業魔が重々しい一撃を放ってくる。


「銀幕羽織で無力化できるのは、毒霧だけではございません。この世すべての脅威から、わたくしを守って下さるのです♪ 」


 ルルナは表情の一つすら変えず、虹色のマント(銀幕羽織)の偉大さを唄った。

 再度、荒神業魔の拳がルルナの虹色オーラと衝突。

 言うまでもなく、その渾身の一撃さえも……

 銀幕羽織の虹色バリアーによって「カキンッ! 」と容易く無力化されてしまう。


 100%の攻撃を二度も無力化されてしまい、後退ってしまう荒神業魔。


「✕△✕……△……△」


「ルルナさま、埃一つもつけられてない。すごい、かも」



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