表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
167/245

164話「毒人ダンシング」

 ――ビュッ!


「遅すぎる、かも……」


 華白は顔色一つ変えず、相手の一挙一動を視認

 続け様に、軽やかなステップを踏んで『即死攻撃』を容易く回避した。


「ギィ、エ?! 」


 首狩り攻撃が見事に外れてしまい、コボルトの口から間抜けな声が洩れる。


「それじゃ、今度は……わたしのターン……」


 ……という、彼女の台詞途中で、2体のコボルトが左右から襲撃してくる。


「ギィア!」


 まずは右側から、コボルトが華白のこめかみ目がけて刺突攻撃。


「ざんねん」


 華白は死角(右側)からの一撃を、上半身を軽く捻らせてかわす。

 回避後……左側のコボルトが、プロレスラーの如くラリアット攻撃を放つ。だが……


「ハズれ、かも」


 華白は真上に向かって軽快にジャンプ。

 渾身のラリアット攻撃を軽々と躱し、空中でクルリと一回転してから、花壇の上へ軽やかに着地した。


「おぉッ…とぉッ」


 着地の瞬間、数秒の膠着が発生し、華白の背中がガラ空きになってしまう。

 コボルトたちはその隙を見逃さず、華白の無防備な背中へ一斉に飛びかかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ