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132話「次の目的地は?」

 続けて……雷昂が、背中の華白へ今後の展開を問う。


「話を戻すぞ。『毒沼での決闘』時、キサマは荒神業魔に勝利した……その解釈に、違いはないな? 」

「うん。あと一発って所まで…いったかも」


「荒神業魔は、毒の沼地から『どの方角』へ逃走したのだ? 」


「あの時はイライラしてたから、ハッキリ覚えてないけど。多分『南側』の方角だったと、思う」

「数時間前の記憶すら定かでない、か。アテにならない、鳥頭だな。しかし……」


 雷昂は華白の記憶力に呆れながら、閃いたかのように声のトーンをあげた。


「南……か。成程、見えたぞ。ヤツの逃走先が」

「一体、荒神業魔はどこへ?! はやく、追いかけなくちゃッ! 」


 荒神業魔の逃走先、ソレは次の目的地。


「急かすな。方角から推測するに、荒神業魔は『毒の聖花壇』へ帰還している確率が高い」


「ど、毒の聖花壇。そこが、荒神業魔のアジトっていうのは……予習済みだけ、ど」


(わたしィの記憶が正しければ……『毒の茨道』とかいう激ヤバ領域が聖花壇の周りを取り囲んでいるって、翼さんが言ってたような……)


 華白が危惧している通り、毒の聖花壇の周域は『毒の茨道』に包囲されている為、歩いて突破することは不可能。


「毒の茨道が花壇の前で陣取ってるのに……どどど、どうすれば? 」


「フン。悪くない指摘だな。キサマがほざく通り、毒の茨道を『歩いて』突破することは不可能だろう」


 ……しかし……


「それがしの飛行能力をもってすれば、毒の茨道など。他愛もない」


「つ、つまり……毒の茨道の『上空を飛んで』毒の聖花壇へ着地するんだね」


「嗚呼。それがしが変身した時点で、毒の茨道は突破しておるようなモノ。肝心なのは、荒神業魔との決戦をどうするか? だ」


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