閑話 ニャルラと学ぶ楽しいばりあんと図鑑+この章のキャラクター紹介+次回予告
いつもより10分遅れてすいません!
第12話 名前を決めよう!
ニャルラ「さぁさぁ今宵も始まりました『ばりあんと図鑑』のコーナー!実に半年ぶりだニャー!」
シェリー(仮)「食事中に喋るなんてマナーがなってないわね」
ニャルラ「・・・食事は楽しくワイワイ派だからね!私は」
シェリー(仮)「・・・」
↑
いつもそうなの?という目をアザートとヨグに向ける
アザート、ヨグ「「・・・」」
↑
無言の同意
シェリー(仮)「はぁ・・・で、何かしら?私は静かに食べたいんだけど」
ニャルラ「まぁまぁ、シェリー(仮)ちゃん!せっかく私達は同じ国境騎士団の一員になったんだからね!まずはシェリー(仮)ちゃんの事を知る事から始めないと!好きなご飯は?」
シェリー(仮)「私は転校生か何かかしら?」
ニャルラ「シェリー(仮)ちゃんの好きな色は?」
シェリー(仮)「うん、それも転校生に訊く質問ね」
ニャルラ「えーと!えーと!じゃあ、シェリー(仮)ちゃんは・・・」
シェリー(仮)「いや、ちょっと」
ニャルラ「ほらほら、ヨグ君もアザート君もご飯ばっか食べてないで質問考えてよ」
ヨグ「・・・え?・・・えーと、シェリー(仮)さんは何歳ですか?」
ニャルラ「ヨグ君?女性に対して年齢を訊くのは失礼じゃないかニャ?」
シェリー(仮)「ちょっと」
ヨグ「そうですね、すいませんでした」
ニャルラ「次からは気を付けるニャー」
シェリー(仮)「怒るわよ?」
ニャルラ「ちょっ!!店で剣の生成は止めるニャ!!分かった!話聞くから剣を下ろすニャ!!!」
ニャルラ「────で、何かニャ?シェリー(仮)ちゃん」
シェリー(仮)「前にも言ったけど、その『シェリー(仮)』って何?私そんな名前じゃないんだけど」
ニャルラ「そんな名前じゃないって言われても・・・ねぇ・・・ねぇ、ヨグ君?」
ヨグ「はい?・・・あ、はい・・・1週間前(126話)からそう呼んでますしね・・・僕達」
ニャルラ「そうそう!なんかすっかり定着しちゃった?って感じ・・・ヨグ君は1週間って言ったけど、もう何ヶ月もそう呼んでる感じがするんだけど」
第126話 掲載日:2023年11月29日
シェリー(仮)呼びから約6ヶ月・・・
シェリー(仮)「いや、定着も何も私の了解無しに呼ぶのはどうかと思うんだけど・・・だいたいその呼び方、私が科学者って情報だけで決めたんじゃない?」
ニャルラ「・・・してないよ?」
シェリー(仮)「目を見て話しなさいよ」
アザート「この女、同日にコ○ン見てたぞ・・・アニメの129話を」
ニャルラ「ちょっ!アザート君!?何言っちゃってんの!?シェリー(仮)ちゃん、誤解だよ?誤解だからその冷たい目で私を見るの止めてくんない?」
シェリー(仮)「・・・」
ニャルラ「・・・そうだよ!!!何か問題でも!!!」
アザート「開き直ったな」
ヨグ「開き直りましたね」
シェリー(仮)「開き直ったようね」
シェリー(仮)「うー!分かったよ・・・シェリー(仮)って名前呼ばれるのは嫌なのかニャ?」
シェリー(仮)「嫌とかそういう問題じゃなくて・・・」
ニャルラ「まぁ、確かにね!『シェリー(仮) 科学者』って調べたら、完全にあっちの方がヒットするしね・・・ウチのシェリー(仮)をシェリー(仮)ちゃんだとたらしめる為には新しい名前を考えないとね!」
シェリー(仮)「・・・そうね(諦め)」
ニャルラ「じゃあ、今からシェリー(仮)ちゃんの名前を決めようじゃないか・・・じゃあ、私の案から『志保』って名前はどう?」
シェリー(仮)「怒るわよ?」
ニャルラ「いや?ならもう一つの案で『哀』って名前もあるんだけどニャ〜」
シェリー(仮)「ふざけるのも大概にしなさいよ?」
ニャルラ「うーん・・・ダメかぁ・・・『アンナ』って名前は?」
シェリー(仮)「・・・」
ニャルラ「じゃあ、『イリナ』は?」
シェリー(仮)「縛りでもしてるの?」
ニャルラ「何を言ってるのやら・・・ヨグ君、なんか案ない?」
ヨグ「・・・そうですね、『めぐみ』って名前でいいんじや────」
ドスッ!(肉料理に思いっきりフォークを指す音)
シェリー(仮)「それはおふざけ?それとも本気?」
ヨグ「ふ、ふざけました・・・」
シェリー(仮)「そう・・・死になさい」
ニャルラ「ちょっと!ヨグ君虐めないでよ!!」
シェリー(仮)「虐めてないわ、この料理が食べたかっただけよ」
ニャルラ「・・・うーん、アレも嫌コレも嫌・・・もう『ムサシ』で良くね?」
シェリー(仮)「ブラックホールに飲まれて消えて?」
ニャルラ「残念、ホワイトホールで帰還ニャ〜」
シェリー「・・・もう良いわ・・・ねぇ、ちょっと?」
アザート「・・・俺は今食事中だ・・・食事中に喋るなんてマナーがなってないぞ」
シェリー(仮)「あなたも抹殺するわよ?」
アザート「・・・何だ?」
シェリー(仮)「この2人はもうダメ・・・あなたが名前を決めて」
アザート「名前なんて何だって良いだろ?お前の本名を名乗れ」
シェリー(仮)「・・・本名・・・ねぇ」
ニャルラ「ダメだよ!アザート君!無闇矢鱈に本名を他人に話すのは!死ぬよ?」
アザート「デ○ノートの世界か何かか?」
ニャルラ「まぁ、冗談はこれくらいにして・・・シェリー(仮)ちゃんはこれから異形者として生きて行くんだから人間の時の名前は捨てた方が良いニャ・・・私達も人間の時の名前じゃないしね」
シェリー(仮)「へぇ・・・そういうものなのね・・・じゃあ、名前考えてくれる?」
ニャルラ「ダメだよ!アザート君の決める名前やあだ名は絶妙にセンス無いんだから」
ヨグ「そうですよ!男女(ヨグ)とか8歳児(ケルミー)とか氷炎(メドロ)とかセンスの欠片もありませんよ!」
シェリー(仮)「・・・それでも、あなた達よりはマシだと思うわ」
ニャルラ「顔引き攣ってるよ!無理しない方が良いよ!!」
シェリー(仮)「うるさいわね///・・・で、どう?何か案ある?」
アザート「・・・『クトゥル』だ」
シェリー(仮)「・・・クトゥル?」
ニャルラ「ほーら、見ろ!!変な名前───普通の名前だ」
ヨグ「普通の名前ですね」
ニャルラ「え!?どうしたの!?何か変なモノでも食ったのかニャ!?」
ヨグ「アザートさんが普通の名前を付けるなんて信じられません!!てっきり、髪の色が紺色だから『コンコン』とか剣を生成するから『剣剣』とかだと!」
アザート「ブッ飛ばすぞ?」
シェリー(仮)「・・・クトゥル・・・クトゥルね・・・良いわ、うん・・・気に入ったわ」
ニャルラ「じゃあシェリー(仮)ちゃんの名前は今日から『クトゥル』ちゃん!・・・よーし、じゃあ名前も正式に決まった事だし!もう一回乾杯ニャ!クトゥルちゃんの国境騎士団入りに〜〜〜乾杯!!!」
クトゥル「所で名前の由来は?」
アザート「お前が邪神化した時に龍の頭が九つあったからだ」
クトゥル「・・・え?」
九つの頭の龍・・・
九頭龍・・・
くとうりゅう・・・
クトゥル・・・
クトゥル「」
──────
────
──
9章キャラ紹介
・マンションの大家
備考:安いマンション売っていると早とちりをしてしまい、曰く付きのマンションの大家になってしまった男。
作中ではアザートに疑われたものの彼は全くの潔白である。
・ダイアー
備考:今の地位まで上り詰めたのは人身売買とか殺しとかで上り詰めた男。あらゆる人々から恨まれていた。
最期はクトゥルによって惨殺された。
・クトゥル
備考:詳しい説明は ep.77 『キャラクター紹介』にて参照。
・オベロン 死
備考:謎の組織『黒の館』のボス。全世界の覇者になるという大きさ目的を胸に持つ男。
その目的の為にある薬を作る為、科学者を探していた所にクトゥル姉妹を見つける。
クトゥルの両親と知り合いというのは全て嘘であり、口八丁手八丁で姉妹を騙し、組織に引き入れる事に成功する。
最期はクトゥルによって惨殺された。
・クトゥル姉 死
備考:クトゥルの姉。誰にでも好かれる性格をしている。
組織に研究の命令を受けていたが、彼女には才能が科学者としての才能が無かった。その事もすぐにオベロン達にバレてしまい、性処理女となってしまった。
最期はクトゥルによって惨殺された。
・ボルト
備考:不明
─────
───
──
次回予告
「────あなたがアザート君ですか・・・いやー、お会いできて光栄です、私がιです・・・どうぞ、よろしく」
ニャルラ達は今日も今日とて異形者に関わる事件を解決していると、ある一通の手紙が届く・・・
差出人は『ι』という男。
ιの招待でニャルラ達はCRU施設 イタリア支部へと足を運ぶ────
次回 国境騎士団・バリアント
現る天才 ── Oh, dancing with nightmares ──
次回投稿は来週の土曜日になります。
といっても、来週も本編ではありません・・・
ブクマ登録をしてくれた方、評価をしてくれた方、そして、読んでくれている方、モチベーションに繋がってます、本当に嬉しさと感謝でいっぱいです!
ありがとうございます!