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砦のカナメ  作者: スノヲ
8/20

13、、人、、目?

今日の練習は19時で終わった。その後グラウンド整備をして、俺はすぐに西谷のところに向かった。その理由は、


塚谷:「西谷、俺にキャッチャーのこと教えてくれ。」


西谷はこっちを向いた。


西谷:「キャッチャーのことって例えばどんなこと?」

塚谷:「全部。1から教えてくれ。頼む。」


俺は西谷に頭を下げて頼み込んだ。その熱意を感じ取ったのか、


西谷:「わかった。ただし、俺の練習にも付き合うこと。それが条件な。」

塚谷:「マジでありがとう!!西谷の練習も全然付き合うよ!」


俺たちは自主練を一緒にするようになった。


西谷:「で、1からって具体的になにを知りたいわけ?」


西谷が俺に尋ねる。


塚谷:「今俺がなにもできてないのは俺でもわかる。ただ、今練習したいのはボディストップと中田の球が捕れるようになりたい。」

西谷:「そうか。ボディストップの方はまずはきれいな形を作るイメージを忘れないこと、それから、ボールの軌道を予測できるようになること。この2つができるようになれば後は、その体勢に入るタイミングさえ分かればできるようになるよ。」


塚谷:(浅水さんも同じようなこと言っていたな。)


西谷:「もう一つの中田の球を捕れるようになりたいっていうのは、たくさん受けるしかない。それかバッティングマシーンを使ってキャッチング練習するしかないな。」

塚谷:「なるほど。バッティングマシーンを使うのか。その考えはなかったな。」

西谷:「よし。じゃあ俺の練習が終わったら、キャッチング練習とストップ練習やるか。」


その後俺たちは練習をして21時にはグラウンドを後にした。

・・・・・・・・・・・


次の日俺は学校に登校した。授業はまだないが、今日から一日学校がある。朝のホームルームが始まる前、俺はスギタクと話していた。


塚谷:「なぁスギタク。野球部のマネージャーって何人いるんだろ?」

杉本:「今2,3年生のマネージャーは、二年生2人、三年生2人の合計4人だね。」

塚谷:「なんでそんなに詳しく知ってるんだよ。」

杉本:「だって、俺のねーちゃん3年生で野球部のマネージャーやってるんだもん。」

塚谷:「そうなんだ。」

杉本:「うん。」

「、、、、、、、」

塚谷:「え?!?!?!?」


俺は驚いた。


塚谷:「お前のお姉ちゃんいるの?!?!」

杉本:「だから、そうやって言ってるだろ。」


マネージャー全員の顔を見たけどそれらしき人はいなかったはず。


杉本:「俺たち一年にも同じ学年のマネージャー欲しいよな。」

塚谷:「そうだよね。」

杉本:「できれば、」

塚・杉「かわいい子!!!」


俺たちは同じことを思っていた。


杉本:「でも、俺たちと同じクラスにはそんな子いないよね。」


杉本がクラス全員に聞こえるような大きな声で言った。すかさず俺はフォローをいれた。


塚谷:「い、いや、そんなことないと思うな~。みんないい人ばっかりで悩んじゃうよ~。はははっは。」


杉本が不思議そうにこっちを見るので、俺は小さい声で言った。


塚谷:「ばかっ。あんなに大きな声で言うやつがいるかよ。」

杉本:「あっ、ごめん。俺そんなに声大きかった?」

塚谷:「たぶんクラスにいる奴全員に聞こえたと思う。」


俺と杉本が恐る恐る周りを見渡すと、女子の冷ややかな目線が俺たちを襲った。


塚谷:「あんな目で女子から見られるなんてなかなかないぞ。」

杉本:「そ、そうだな。」


俺たちはクラスの女子と目を合わさないようにした。


杉本:「でも、マネージャーは欲しいよな。」

塚谷:「そうだな。」

杉本:「女と話すのは中田が得意だからあいつが多分見つけてくれるよ。」


そこで会話が終わり、ホームルームが始まる合図のチャイムが鳴った。


午前中の授業は、学級委員決めと学校見学で終わった。お昼休みになり、俺は輝と橋本と田中とご飯を食べていた。そこに、杉本が大きな声を出して来た。


杉本:「おい塚谷!!!!」

塚谷:「なんだよ、そんなに大きな声出して。」


杉本は息を整えてから俺に話した。


杉本:「落ち着いて聞けよ。中田が同じクラスにいる奴でマネージャーをやってもいいよって子を見つけたって言ってた。」

塚谷:「マジで?!?!どんな子なの?」


少し俺も食い気味で聞き返した。


杉本:「俺もまだ顔は見てない。今から見に行こうぜ!」

塚本:「行こう!」


そういうと、俺と杉本は中田と堀之内のいる4組へ向かった。

俺たちは4組に着くと教室の外から、マネージャー候補の子を探した。


塚谷:「スギタク、どの子だよ。」

杉本:「だから、俺も顔はわからないんだよ。」

塚谷:「じゃあ聞こうぜ。」

杉本:「でも、堀之内も中田もいなくね?」


そんな会話をしていると、後ろから、


中田:「お前ら何してるの?」


中田が呆れたように話しかけてきた。


中田:「お前らどうせ、マネージャーのこと見に来たんだろ。あいつなら他のクラスの仲の良い奴とご飯食べるって言って、どこかほかのクラスに行ったよ。」


その言葉を聞いて、俺たちはがっくりした。その様子を見て、


中田:「まぁ、今日から部活の仮入部も始まるんだから、その時に見ればいいじゃん。ってか、そこにいると邪魔だから、クラスに戻りな。」


そういうと、中田は教室に入っていってしまった。


杉本:「それじゃしょうがないな、放課後に見ることにしようぜ。」

塚谷:「そうだな。」


そう言い俺たちも自分のクラスに戻った。


午後の授業も終わり、俺とスギタクはすぐに教室を出て、走って部室に向かった。部室の外では、堀之内が着替えていた。


杉本:「堀之内!1年のマネージャーはもう来たか?」

堀之内:「もうマネージャーの部室にいるよ。」

杉本:「マジで?!会うのが楽しみだ。」


杉本がそういうと、堀之内がニヤッと笑って俺と杉本に言った。


堀之内:「実は一年生のマネージャー候補の子、俺の元カノなんだよね。」


俺とスギタクはその言葉を聞いてびっくりした。


塚谷:「いやそれは嘘だろ。」

杉本:「堀之内が彼女なんてできるはずがない。」


俺とスギタクは笑いながら言った。


堀之内:「ほんとだから!」


俺と杉本は堀之内に背中を向け、


杉本:「これは究極の二択に分かれてしまった。」

塚谷:「と言うと?」


スギタクは続けた。


杉本:「堀之内を認めてあげるほど心の広い美女であるか、堀之内と釣り合うレベルのそこまででもない女子かの二択だ。」

塚谷:「なるほど。」

杉本:「その答えは見ればわかるんだけどね。」

塚谷:「じゃあ着替えているうちに来るかもしれないから、早めに着替えておこう。」


俺たちは話が終わると急いで着替えた。

ちょうど着替え終わったときに、マネージャーの部室が開いた。


「今日も暑いね。」

「そうですね。早めにジャグ作っちゃいましょ。」

「そうだね」


先輩マネージャーたちに一番後ろからついていく見たことのない女子がいた。俺とスギタクは先輩マネージャーにあいさつをしつつ、その子を見ていた。


??(緊張するな、、、)


マネージャーが通り過ぎると、


杉本:「美人というよりはかわいいって感じの子だったね。俺はタイプじゃないな。俺は美人な人が好きだ!」

塚本:「いや、でも普通にかわいかったよな。」


俺たちが感心していると、スギタクが急に堀之内の方を見た。


杉本:「堀之内、お前本当にあの子と付き合っていたのか?」

堀之内:「うん。」


堀之内が答える。


塚本:「それよりあの子なんて名前なの?」

堀之内:「森田実果だよ。」

塚本:「そうなんだ。」


そこに西谷が通りかかった。


西谷:「お前ら早くしないとアップに遅れるぞ。」


俺たちは慌てて荷物を片付けて、グラウンドに行った。


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