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砦のカナメ  作者: スノヲ
14/20

プレイボール

みなさんお久しぶりです。ライムです。学校が落ち着いたので、また書き始めますw

決して途中でやめないので、次話ができるまで気長に待っててください!!

中田との喧嘩の次の日、ついに俺たち一年の高校生として初めての対外試合が行われる。相手は照葉高校だ。スギタクたちの話によるとそこまで強くないらしい。俺たちは部室で着替えていた。


杉本:「今日やっと試合だ!結果を残してやるぞ!!」


杉本が叫んだ。


堀之内:「お、おい、先輩たち部室にいるんだから、あんまり大声でそういうこと言わない方がいいんじゃない、、、?」


堀之内が心配そうに言う。確かに、先輩たちは紅白戦に負けて今全員Bチームにいる。三年生たちが今日の試合出れるかわからないのに、俺達がはしゃいでいると、先輩たちから反感を買うかもしれない。


杉本:「そんなの関係ないよ!試合が始まれば先輩後輩関係ないんだから!」


なんだか今日の杉本は頼もしく見えた。

俺達は着替え終わり、グラウンドに行き、試合のために準備をした。そこへ多内先生が来た。


多内:「逆井、グラウンドの準備が終わったら全員一回集めろ。」


俺達はグラウンドの準備が終わると、多内先生のところに集合した。


多内:「おはよう。今日の試合は監督から一年生メインで使うように指示されている。一年生は全員使う予定だからいつでも行ける準備をしておくように。」


一年生は闘志にあふれた返事をした。


多内:「今日は三年生にチャンスは少ないかもしれない。だけど、その少ないチャンスをしっかりものにできれば、明日の試合では積極的に使っていこうと思う。夏の大会では少ないチャンスでしっかり点を取れれば勝ちあげっていける。守備でも同じだ。大事なところでしっかり守れれば負けることはない。夏を意識して一戦一戦臨むように。」


「「はい!!!」」


多内:「今日のスタメンを発表する。一番セカンド大松。二番センター武田、三番ショート本田、四番ファースト神山、五番レフト杉本、六番サード堀之内、七番ライト新庄、八番キャッチャー塚谷、九番ピッチャー西谷以上だ。アップを始めろ。」


塚谷は自分の名前を呼ばれてびっくりした。なぜなら、技術的には内埜の方が誰から見てもうまいからだ。


西谷:「塚谷よろしくな。」

塚谷:「お、おう。」


塚谷の返事は少し震えていた。

西谷は塚谷が緊張していることに気づき声をかけた。


西谷:「緊張するのもわかるが、今のお前にはたくさんのことは要求しない。練習でやってきた、ストップをまずはしっかりやってくれればいい。配球も俺も考えて投げるから、塚谷がこの球だって思ったのを要求してくれればいい。嫌だったら首振るし。」


西谷は遠くを見ていた。

2人はアップに合流をして、今日の調子を確かめ、戦闘態勢に入るようにキャッチボールをした。


塚谷:(ボールは悪くない。あとは、俺がどうやって西谷をリードしていくかだ。)


塚谷は西谷に迷惑をかけないようにと思いながら、試合のことを考えていた。キャッチボールをしていると、照葉高校がグラウンドに到着した。


逆井:「一旦アップやめろ。あいさつするぞ。」

照葉高校:「おねがいします!!」

鳥手一校:「おねがいします!!」


お互いにあいさつをすると、3年生の先輩が1人走って、照葉高校を荷物置き場に案内をしに行った。

照葉高校は案内されたところに着くと、着替えを始めた。


「先輩。鳥一って強いんですか?」

「いや、昔は強かったけど今は強くないよ。最近まで人数もギリギリだったみたいだし。でも、監督が代わって選手を集めてるみたいだよ。」

「そうなんですね。」

「まぁ、高校野球の初めての試合なんだから、楽しんでやって来いよ」


先輩はニコッと笑い、後輩の背中を叩きグラウンドに出て行った。


(あの先輩に叩かれると痛いんだよな、、、)


照葉高校もグラウンドに出て、アップを始めた。両校アップが終わると、照葉高校がシートノックの準備を始めた。


「声出していくぞ!!!」

「よっしゃーーー!!」


掛け声とともに各選手が各々のポジションに就いた。シートノックが始まった。


西谷:「塚谷、ブルペン付き合ってくれ。」

塚谷:「わかった。」


2人はブルペンに行き準備をした。


堀之内:「やっぱり、みんな動き良いね。」

武田:「でも、動きが良いのは1年生じゃないでしょ。ほら、あのショートは1年生だよ。」


動きに硬さがある選手と、慣れてる選手がいる。1試合目に出てくるのは動きの良い選手たちだろう。


照葉高校のシートノックが終わった。


「ありがとうございました!」


中川がブルペンに呼びに来た。


中川:「塚谷、今日はシートノックに入れって多内先生が言ってるから早く来て。」

西谷:「じゃあ、俺のキャッチボールは誰がやるんだよ。」

中川:「まぁ、待ってれば誰かやってくれるよ。」

西谷は驚いた顔をしているが、塚谷と中川は急いでベンチに向かった。


多内:「全員来たな。始めるぞ。」

逆井:「気を付け、礼」

「「お願いします!!」」


俺達は各ポジションに就いた。


浅水:「外野バックホーム」


多内先生がレフトに打った。スタメンの送球は塚谷が受けれるように、浅水が考えていた。


塚谷:(いつも通りやれば、ミスすることはない。ただのキャッチボールなんだから。いつも通り、、)


シートノックは一通り目立ったミスもなく、全員終えることができた。だが、いつもの練習では感じない違和感があった。それは緊張からくるものなのか、なんなのか塚谷には分らなかった。試合が始まる前のグラウンド整備をしている中、塚谷は急いで、ブルペンに向かった。


塚谷:「おまたせ。」


塚谷がそう言うと、西谷が少し不機嫌な顔をした。


西谷:「中川の奴、、、、」


すかさず塚谷は声をかけた。


塚谷:「どうした西谷?」

西谷:「シートノックが始まる前に、待ってれば誰か来るって言ってたから、待ってたのに誰も来なかったじゃねーか。俺一応先発投手なんだからもっと大事に扱ってほしいわ!」


塚谷はその言葉を聞いて、クスッと笑った。


塚谷:(こいつも性格は投手なんだな。)


西谷:「あとで覚えてろよ。」


西谷がまだ文句を言っていたので、なだめた。


塚谷:「まぁまぁ、これから試合なんだしそっちに集中しようぜ!」

西谷:「そうだな。」


俺達はキャッチボールを始めた。


塚谷:「西谷はコントロールがいいから、ストライクゾーンを広く使って丁寧に投げていこう。」

西谷:「わかってるよ。俺には早い球は今のところ投げられない。今ある武器を思いっ切りぶつけていくだけ。」


グラウンド整備が終わりそうなので、二人はベンチに戻って行った。


試合が始まる直前、選手たちは多内先生のところに集合した。


多内:「試合の結果も大事だが、これは練習試合だ。できないことは望んでない。今できることをやってこい。1年生がこんなに早く試合に出れるなんてなかなかないんだから、試合を楽しめ。」

「「はい!!」」

多内:「よし!行ってこい!!!」


主審:「ベンチ前に集合してください。」


両校ベンチ前に集合し、いつでも試合に行ける態勢に入った。


塚谷:(始まるんだな)


塚谷は大きく深呼吸をした。


主審:「集合!!!」


逆井:「行くぞ!!!」

「「よっしゃー!」」


ついに俺たちの初めての試合が始まった。


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