チート=弱者　～チート能力所有者は弱者であり、平民は強者である～

　ある日、村樫 永(むらかし えい)は異世界転移を果たした。
　その世界で目にしたのは……チートを持つ者が弱者側の世界！？
　強い者は迫害され、弱い者が上に立つ。
　数億もの魔法が使える魔王さえも、伝説の剣を持つ勇者さえも、それまたチート能力を持って女神が召喚した異世界転移、転生者さえも。全てが何の能力も持たない村人に支配される世界。
　永は戸惑いつつも、その世界を見ることになる。
　そしてある日、彼はチート能力を持つ少女に会う。
　あらゆる迫害に遭っている彼女の話を聞き、永はふと、言ってしまった。

「力あるなら、その力を使えば？」

　あらゆる弱者が強者として振る舞い、強者が弱者として生活する世界。
　そこには強者がその力を使うという常識が無い。
　少年たちはそんな世界の中、力を使った反逆を起こす！

R15は念の為入れときました。基本、残酷描写は無いと思いますが、作者の性格上これから現われるかもしれないので。