-序章-
はじめまして。
思い付きで書いてみたくなり衝動的に投稿してみました。
カードゲームのルールについては、色々と歴史もあり、類似している所も多々あると思いますが、そこら辺は大目に見て頂けるようお願いします。
尚ルールについて矛盾点や、こうした方が面白そう等の提案やアドバイスがあれば感想欄にお願いします、出来る限り活かして行きたいと思います。
最終的には読者と共に色んな人が楽しめるカードゲームのルールを作っていけたらと思います。
『‥‥めよ、‥の系‥‥‥者よ、今‥‥‥のだ。』
「はっ!? 今のは夢なのか? それとも‥‥。」
今見た事について考察していると、部屋の入り口の方からノックと共に声がしてきた。
「光輝、起きてるか?そろそろ準備しないと遅刻するぜ?入学初日から目を付けられたくないだろ?」
そう言われ時計を確かめると、結構ギリギリの時間であると知り、光輝は考察を諦めて入学式を執り行う講堂へ向かう事に決めた。
「おはよう士導。」
「おはようさん、遅刻しない内に早く講堂に向かおうぜ。」
それもそうだなと思い、光輝は士導と共に講堂へと向かう。
「よーし間に合った。」
士導がそう言うと近くの空いている席に座ったので光輝もそれに倣い隣の席に着く。
それから程なくして入学式が執り行われた。
理事長やら校長やらの長い挨拶が終わると、何故か周りが、ざわめきだした。
光輝が疑問に思っていると、それを察した士導が光輝に耳打ちする
「恐らく新入生総代の挨拶だからだろうよ。容姿端麗、成績優秀、良家息女で人当たりも良く人気者だから他の男子は如何に御近づきなるかを考えているんだろうさ、まぁ光輝は大して興味も無いだろうけどな。」
そう言われ長い付き合いでも無いのに良く分かるなと関心すると同時に俺って分かりやすいのか?と微妙な気持ちにもなった。
そうして入学式も終わると自身の教室を確認する為にクラス発表の用紙が貼られている掲示板に光輝が行こうとすると士導が反対側に向かって歩いていく。
「クラス確認はしないのか?」
「あぁ既に俺のクラスは把握済みだからな。」
さも当たり前のように言うが紙が貼られたのは入学式の後なのに何故講堂を出た直後にもう知っているんだろうかと今日二度目の疑問を抱いていると、これも察したのだろう、士導は光輝に言い放った。
「この程度の情報、瞬時に把握出来なければ情報社会に乗り遅れるぞ、ちなみに光輝も同クラスだ、更に言えば新入生総代とも同クラスだ。色々と面白くなりそうだ。」
この返答を聞いた瞬間、光輝は、やたらとハイスペックだなと思うのと同時に自分の理解の外に居るんだなと考える事を放棄した。
自身のクラスに到着し中に入ると殆ど人が居なかったが少し時間が経つと教室の机は埋まっていった。
ホームルームも終え寮に帰ろうとすると士導が話しかけてきた。
「光輝、ホームルームも終わったし一勝負しねぇ?」
士導にそう誘われて特に帰ってやる事も無い光輝は、まぁ良いかと誘いに応える、このバトルがクラスの人気者で有り、総代でもある“神谷 麗”とのファーストコンタクトで有り、平凡な日々の終わりを告げる切欠になるとも知らずに‥‥約一名を除いて。
お疲れ様です。
実際のカードバトルで、どれくらい文字数を使うか分からない為、短いですが一旦切らして頂きます。
次回はバトルパートに入りますが、その前に大まかなルールを掲示したいと思いますので、それが終わってから本題に入ります。
では、次回も宜しくお願いします。