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27話

2021/05/27 書き直しました



「ぬぁぁぁぁぁぁあ!!マジで菩薩覚えとけよぉぉぉ!?はっ!?息子は…よし、無事だな」


朝起きた俺は、とりあえず菩薩を許さないことを誓い、息子が無事なのを確認して安堵の溜息を零した。


「2回も落とすとか菩薩(きちく)過ぎんだろ…まぁいいか。とりあえず【ステータスオープン】」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー〔名前〕イツキ・キサラギ《如月 樹貴

〔年齢〕21

〔種族〕人間《異世界人

〔性別〕男

職業(ジョブ)〕踊り子《鑑定》

〔生業〕見習い討伐者《青星★》

〔LV〕22

〔生命〕1066

〔魔力〕999

〔体力〕1064

〔剛力〕1270

〔俊敏〕923

〔守護〕900

〔知性〕399

〔魔法〕炎 嵐 土

〔幸運〕ーー

〔精神〕559

〔装備〕

ギルド製簡易服 ギルドタグ エルムの常識本《神代(ゴッデス)級》

〔戦闘スキル〕

素手喧嘩(スデゴロ)IV》《軽業IV》《炎魔法IV》《嵐魔法IV》《立体機動Ⅲ》《危険察知Ⅲ》《直感Ⅱ》《痛覚変換Ⅱ》《挑発Ⅱ》《軽治療Ⅰ》《受け身Ⅰ》《下位剣術Ⅰ》《舞踏Ⅰ》《舞曲作成Ⅰ》《縛者Ⅰ》《感情炉 恐怖Ⅰ》《長物の心得Ⅰ》

〔耐性スキル〕

《苦痛耐性Ⅶ》《絶望耐性Ⅵ》《酸耐性Ⅲ》《恐怖耐性Ⅱ》《精神汚染耐性Ⅱ》《貫通守護耐性Ⅰ》

〔日常スキル〕

《鑑定Ⅹ》《歌唱Ⅴ》《器用Ⅴ》《料理Ⅴ》《木工Ⅲ》《鍛冶Ⅱ》《調合Ⅰ》

〔ユニークスキル〕

《神託Ⅹ》《強者(つわもの)の風格Ⅰ》

〔獣魔 配下〕【ロクさん】【ザクロ】

〔称号〕[異世界からの迷い人][Sの証Ⅰ][Mの証Ⅰ][考え無し][マヌケ][逆転者][異形を屠る者][変態ロリショタドMダンサー][土方(どかた)強者(つわもの)

〔固有スキル〕《自家発電 羞恥Ⅱ》

〔加護〕菩薩の幸運

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「今回は変な称号やスキルをつけられずにすんだか。詳しく見てなかったしいい機会だ、スキルを確認していくか」


そう呟きながら1番気になる[変態ロリショタドMダンサー]とか言う悪意の塊を確認する。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー称号[変態ロリショタドMダンサー]


変態でロリショタコンでドMな踊り子につけられた不名誉な称号。周りから蔑んだ目で見られやすくなり、悪人から付け狙われやすくなります。

また善人からは警戒されやすくなりますが、1度信用を得ると多少の悪事を働いても嫌われる事は無くなります。

〔加護〕菩薩の幸運との相乗効果で何かしらに巻き込まれやすくなります。


スキル『舞踏』『舞曲作成』『歌唱』使用時、効果が倍増

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


称号の説明を見て俺は頭を抱えた。

ビッサーラの件は絶対この称号が悪さしてる…!

これ以上悪人から狙われたくはないが、称号を外したり出来るかは分からないのでそのままにしておく。


「最初からこんな濃いやつ見ちまって萎えるな…。せめて《自家発電》だけ確認しとくか」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー〔固有スキル〕《自家発電 羞恥Ⅱ》

発動方法

所持者が羞恥心を感じたら発動。精神的、肉体的の2つが有効。

効果

任意のステータスを3つ上昇。生命、剛力200上昇。最高上昇値は200。

クールタイム

6時間

備考

通常の自家発電系統のスキルなら5時間後ステータスは元に戻るが、常時ステータスが上昇したままになっている。転移の影響 可能性大

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やっぱりか、菩薩の説明通りじゃないからおかしいと思ってたが。菩薩の口ぶりだと時間制限ありの強化(バフ)系統だったからな。転移の影響ぽいしこれもどうも出来ないか」


(それ以前にステータスが上がっていて困るものじゃないし)


「ああ、そう言えば舞曲作成スキル使ってないな。使うか【舞曲作成】」


ピロンッ


スキル【舞曲作成】を使用しました。曲を作成します…作成しました。


【舞踏】 に【空白の歌】が登録されました。


「空白の歌…また曖昧なものが出てきたな?これはどう使えばいいんだ?」


作成、登録された空白の歌を使おうとするが発動自体され無かった。もしや魔物との戦闘時のみかと思い、ザクロとロクさんを連れとりあえず街へ出てポーション類を買った。


その後【舞曲作成】で作った曲を使う為にギルドで簡単な依頼を受けて街へ出た。


「とりあえず依頼を済ませるか。いつの間にか緑星討伐者になっていたから信用は落とせないし」


(わあ)が戦えるとこ、(とと)に見てもらうチャンス」

「ぴぎゅ」


やる気に燃えるザクロとロクさんを連れてラハの森に来た俺達が受けた依頼は緑小鬼(ゴブリン)の討伐依頼だ。

ザクロ的にはもう少し強い魔物がよかったらしいが、スキルの慣らしをしたいからと言ってゴブリンにしてもらった。


(実際はファンタジーの大定番、ゴブリンに会ってみたかったからだがな)


「?(とと)、何考えてる?」

内心、見透かされたと思い冷や汗をかく。こちらを見つめるザクロにどう答えようかと悩んだ所にガサガサと良いタイミングでゴブリン達が現れた。


(とと)、来たよ」

「ああ、大丈夫だ」


草むらから出てきたゴブリンは5体、グッグッギャッギャッと騒ぎながらザクロを指さし舌なめずりをする。


(あー、はいはい。この中で若い女の子はザクロしか居ないからね(実際の所マンティコアなのは置いといて)

コイツらは多分メスだー!苗床!苗床!ってなってんだろうなぁ。HAHAHAHAHAッ)


「ってさせるかボケェッ!!確かにウチのザクロは美人だし可愛いし最高だがゴブリン風情に(けが)させてたまるかオラァ!!」


「ギギャ!?」

「ゲギャー!!?」


「あっ、やべっ」


思わず飛び膝蹴りを喰らわせてしまったが、ステータスの差は酷い惨劇を生んでしまった。蹴られたゴブリンの体は穴が開き、肉片が後ろに居たゴブリンの顔に散弾銃の様に当たり、痛みでじたばたしている。


そんな風に失敗した俺をザクロはジト目で見たあと口を開いた。


(とと)、張り切りすぎ。ゴブリンは違う種族のメスを襲わない。さっきのは美味そうな肉だって言ってた。(とと)に心配されて嬉しいけど(わあ)が戦えるとこを見てて欲しい」


そう言ってザクロはじたばたしているゴブリンの首を踏み折った。


「すまん…」

「ん」


ザクロが首を折ったのを見ていたゴブリン達は逃げるか迷ったものの、ザクロの小ささを見て3匹掛りなら倒せると判断したのか襲いかかった。


襲われたザクロは覆い被さるようなゴブリン達の隙間をすり抜け、1匹は股間を的確に蹴り抜いてダウンさせた後鋭い爪で素早く首を切り裂き、1匹は蠍の尾で足元を絡めとり毒を注入した。

怖気付いたゴブリンが俺を無視して逃げようとするが、ここぞとばかりにスキルの練習台になってもらう。


「スキル【舞踏】」


ピロンッ


スキル【舞踏】の使用に失敗しました。専用の武器を装備した状態で再度お試し下さい。

次の使用可能時間は5分後です。


「マジk「 グギャーー!!」」


(とと)!?」


スキルの発動を失敗したショックでぼやっとした俺に、ゴブリンは手に持っていた粗末な棒で俺の顔を殴り付けたーーーー


「問題ない」


「ゲギャ!?」


ノーダメですはい。無駄に守護が900じゃありません。逆にゴブリンが持っていた棒が砕けました。


ビックリしているゴブリンの頭に加減した拳を叩き込み沈黙させる。


「加減してもベッコリと頭が陥没しているけどね!!R18Gだね!!」


「と、(とと)?」


「マジでないわ武器無いと舞踏発動出来ないんですけど踊り子に最適な武器ってなんだって話なんですよねどうしようかあばばばばば」


「…ロクさん、ゴー」


ズドンッーーーーーー



「ごふっ」


「落ち着いた?」

「はい…」


正気を失った俺にいつぞやの3角コーンロケットモードのロクさんを容赦なく打ち込むザクロに戦慄を覚えた。


「ザクロ、末恐ろしい子…!」


閲覧ありがとうございます。


2023/03/02 ステータスの討伐者を間違えておりました。すみません。

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