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名も知らない君に。  作者: つぼみどり
芽吹く
14/19

明日

僕と彼女は、その後本当に何事も

無かったかのように帰った。

ただ、帰る時下駄箱でメールアドレスの交換をした。


「私が寂しくなったら呼べるように」


と彼女は冗談めかして言っていたが、

恐らくそれは本音だろう。

よく笑うがこの時の笑顔には複雑さが混じっていた。


途中まで方向が同じらしいので、並んで歩く。

僕はバス通学なので目の前のバス停で彼女とお別れだ。

バス停で足を止め、声をかけるか迷っていると彼女の方からきた。


「じゃあね。樹くんまた明日」


彼女は素早く僕に気づき小さくひらひらと手を振る。

「……また明日」

その返事に間があったのは彼女の顔が

気恥ずかしくて見れなかったからだ。

歩き出そうとする彼女は戸惑う僕を見て足を止めた。

彼女は僕の反応を見たあと先ほどのことを思い出したのか顔から火が出たかのように赤くなっていた。

焦っている時の彼女は分かりやすい。

目をぐるぐると一回転してから今度は勢いよく僕に手を振った。

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