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掌編小説集4 (151話~200話)

工事

作者: 蹴沢缶九郎

我が家にやってきた工事業者の男が言った。


「この度、お宅の前の歩道を拡張工事する事になりまして、その間は何かとご迷惑をお掛けすると思いますが、何卒よろしくお願い致します」


「いやいや、お気になさらないでください」


「そう言って頂けるとありがたいです」


「歩道の幅が広がれば、歩行者は歩きやすくなって助かる。まあその分、車道は狭まり、ドライバーは大変でしょうが…」


笑いながら言う私に、業者の男もにこやかに言った。


「その点はご心配なさらなくても大丈夫ですよ」


そして工事当日になり、パワーショベルは車道とは反対側の、我が家のブロック塀を壊し始めた…。

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