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プロローグ

 ヴェルギス=バーリアヘンゼ。

 彼を知らない者は世界人口6000万人の内5999万人ほど。あれ? 少なくない? と首を傾げるのはごもっともだが。

 考えてみると一万くらいは、ヴェルギリウス=バーリアヘンゼを知っていることになる。

 そして、また考えてほしい。

 自分のことを知っている人間は何人いるのかを。


 なぜその一万人ほどの人間はヴェルのことを知っているのか。

 それは簡単だ。


 彼は


 人でありながら人ならざるモノであるからだ。


 人であるのに単独で生態系の頂点に立つドラゴンを、狩ることができる。

 また彼を人でありながら人ならざるモノと言わしめる理由は、彼の性格とその容姿。


 性格は常に強さを求め、邪魔する者は徹底的に排除する。強さを手に入れるために、彼はドラゴンを殺して適切な処置をせず生肉や生き血を貪る。常人ならばドラゴンの膨大な魔力や生気に耐え切れず、肉体が崩壊してゆく。


 容姿に関しては先述したように、肉体が崩壊までとは言わないが人間と言い難いモノへと変容している。

 肩甲骨辺りから生えたコウモリのような片翼。翼が生えている反対側の額には、ドラゴン特有の角が着いていた。


 そんな化け物が人間になる物語が今、始まる。

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