宇宙の果てへようこそ【200文字】(詩)
am8:43
僕はぶっ飛んだ
気になるあの子を連れて
教室の天井を突き破り
大気圏を抜け
宇宙の果てまでぶっ飛んだ
彼女は驚いてる
僕はおどけた調子で平泳ぎをした
可笑しそうに笑ってくれた
ダイヤモンドが降ってきた
沢山の小さなダイヤモンド
とても柔らかいダイヤモンド
彼女は不思議そうに手に取った
僕はダイヤで小さな星をつくった
二人で一緒に星へ降り立った
彼女は僕を見上げる
僕は彼女を見下ろす
僕は笑った
「宇宙の果てへようこそ」