分太の提案
昼ご飯を、食べ終えて。
まずは、明日の授業の。
シミュレーションを、始めた。
しばらくして。
ふと、時計を見ると。
夜の9時に、なっていた。
今日中に、洸希に報告するつもり、だったが。
さすがに、今から連絡すると、迷惑だろう。
そう、思い。
明日の昼休憩に、洸希に報告することにした。
そして、とりあえず今は。
夕食を、食べることにした。
食べ終えてから、しばらくして。
シャワー浴をすませ。
さっきの続きと、明日の準備をして。
就寝した。
翌日。
昼休憩になり。
昼ご飯をすませて。
洸希に、報告する。
けど、よく考えたら。
昼休憩、洸希は。
都合が悪いの、かもしれない。
実際、前に。
皆とメールのやりとりを、していた時も。
洸希だけ、参加していなかったし。
小学生は、携帯電話の持ち込みが、禁止なのかもしれないな。
けどまぁ、メールを送っていれば。
向こうの、都合いいときに。
返信してくれるだろう!
お互い、都合いいときに。
やりとり、すればいい。
よし!
気長に、やりとりしようじゃないか!
『 洸希へ。
昨日の会議の、報告するね。』
ダメだ。
洸希が、いつ見るか分からないと、意識したら。
冒頭が、手紙のような、出だしになってしまった。
でもまぁ、とりあえず。
続けるか!
『昨日は、優介・分太・泰樹が。
集合したんだけど。
あっ。
それと、僕も、もちろん。
集合したんだけど。
洸希の案は……。
残念ながら、却下。
されてしまったんだ。
けど、気を落とさないでね。
僕を含め、皆。
洸希の意見自体、には。
賛成していたから。
いい案だ、って。
でも、やっぱり。
実現は、厳しいみたい。
ごめんね。
皆も、謝っていたよ。
けど、今回に限らず。
これからも、どんどん。
提案していってね。
時間、ある時でいいから。
返信、待ってます!
勇大。 』
あっ!
冒頭だけでなく。 末尾も。
手紙のように、なってしまった。
でも、まぁ、いいや。
そして、夕方になり。
洸希から、返信がくる。
『報告、ありがとうございます!
やはり、難しい、ですよね……。
でも今回、提案してみて、良かったです。
そのうえで、皆さんに、認められて。
嬉しいです!
勇大君の言うように。
また、提案させてもらいます。
よろしくお願いします!』
よかった。
そんなに、ショックを、受けていないようだ。
翌日。
昼休憩になり。
昼ご飯を、食べていると。
分太から、一斉送信メールにて。
メールが届いたので、確認する。
『6回目の会議だが。
集まる意味ない、とか。
言うヤツが、いたり。
申し訳なさそうに。
招集かけるヤツも、いるし。
おれも、会議だけなら。
わざわざ、集合しなくても、よさそうな気、するし。
それに、皆もそれぞれ、予定があり。
一斉に集まるのが、大変だろうからさ。
もう、この際。
わざわざ、集まらずに。
この、一斉送信メール内での、やりとりを。
6回目の会議、としないか?
それで、話す内容だが。
これも、方向性を変えて。
“心音さんのために、何が出来るか?”
じゃなくて。
“心音さんに、会いに行こう!”
ってことで。
まずは。
見舞いに、行かねぇか?
6人で、心音さんの見舞いに、行こうぜ!
それで、見舞いに行く日の。
日時の調節を、したいんだが。』
『なるほどねぇ。』
優介が、すぐに返信をしていた。
僕は、分太の提案に、賛成だ。
皆と、話し合いたいし。
居心地がいいので、集合したい。
という、思いはあるけど。
分太の言うように。
皆に、わざわざ集合してもらう、ことに。
申し訳なさを、感じていたからだ。
でも、メールでのやりとり、だけでは。
困る人がいるのにも、気づいていたので。
その思いを、素直に、送信する。
『分太の言うように。
わざわざ、集まらなくても、いいのかもしれない。
けど、メールでの、やりとりだと。
洸希が、不利に、なるんじゃないのかな?
携帯電話を、学校に持っていけない、かもしれないし。
僕らは、昼休憩に、やりとりが出来るけど。
洸希は、出来ないから。
洸希を、置き去りにして。
僕らだけで、話を進めてしまいそうで。
洸希に、悪いなって、思って。
でもまぁ、洸希自身の気持ちが、大事だから。
洸希が、良ければ、いいんだけど。』
そして、この、一斉送信メールは。
洸希にも、届くことに。
送信したあとで、気づいた。
今さら、気づいても、遅いのだが。
名指しして、話題に出すことで。
わざわざ、洸希を、ターゲットにして。
自分に配慮してほしい、ということを。
洸希の代わりに、言っている、と。
思われても、仕方のないことを。
してしまった、かもしれない。
そんな大事なことを、送信したあとで、気づいた挙句。
その事実が、僕の勝手なお節介で。
犠牲になってしまった、洸希と。
もちろん、皆にも、筒抜けになってしまっている、ことにも。
気づいたが、時すでに遅し、である。
『それなら、洸希の都合、いい時に。
返信してもらえば、いいだろ!
たとえ、洸希だけ、少し。
話が、遅れていても。
おれたちが、昼休憩は、返信できなかったから。
都合いい、今、返信してくれてる、と。
承認してれば。 問題ねぇだろ!
おれたちが、少し前の内容を、見返して。
洸希の返事に、対応すれば、いいだろ。
もちろん、勇大の言うように。
洸希の気持ちが、大事だが。
洸希からしたら。
自分が、昼に、やりとり出来ないことを、理由に。
メールで、やりとりする。
6回目の会議自体を、中止、なんてことしたら。
洸希が、自分を責める、かもしれねぇし。
おれたちも、そのことを、否定できなくなると。
洸希にとって、そっちのほうが、可哀想だろ。
おれたちが。
洸希に、そんな圧、かけるわけに、いかねぇだろ!
おれは、そんなこと、したくねぇし。
皆にも、そんな思い、させたくねぇ。
だったらさ。
1人の都合のせいで、中止にするより。
1人の都合に、おれたちが。
合わせれば、いいんじゃねぇのか?』
たしかに、分太の、言う通りだ!
『そうだね。
ありがとう、分太』
そして、なぜか。
優介が、お礼を、送信していた。
それから、昼ご飯を食べ終えて、時計を見ると。
もうすぐ、昼休憩が、終わりそうに、なっていた。
だからかは、分からないが。
優介の、このメールに対して。
誰も、返信することはなく。
本日の、昼休憩での、やりとりは、幕を閉じた。
そして、夕方になり。
洸希から、一斉送信で、メールが届いていたが。
仕事が忙しく、確認できなかった。
翌日の昼休憩になり。
昨日、確認できなかった、メールを確認すると。
『皆さんの気持ちは、ありがたいですが。
そこまで、皆さんに、気を遣わせるのは、申し訳ないです!
僕が、皆さんの内容を確認して。
話についていけるように。
あとから、追いかけますので。
僕のことは気にせず。
どんどん、話を、先に進めてください。』
そして、昨日は、洸希のメールが届いて以来。
携帯電話を、触っていなかったので。
今になり、分かったのだが。
洸希のメールに、分太が、返信していた。
『だから、それだと。
こっちが、気がすまねぇんだよ!
かといって、いつまでも、同じ内容を話すだけの。
足踏み状態ってのも、嫌だから。
洸希のいうように、悪いが。
話は、進めさせてもらうけど。
自分だけ、遅れてるから、申し訳ない。
とか、思わずに、洸希も、思うことあるなら。
提案してこいよ!
ただ、このことについて、っていう。
内容は、指定してほしいが。
思うことはあるが。
遅れて、話に加わった、にも関わらず。
自分が提案するのは、申し訳ない。
とか、思うなよ。
たとえそれが、既に解決した内容、だとしても。
提案していいからな。
遅くてもなぁ。
洸希の為に、また、1から、考えてやる。
そのうえで、皆の意見もまとめて。
提示してやるから。
お前は、皆の意見も踏まえて。
自分の意見を、述べてくれ。
なんか、最年少に。
おれたちより、大変なこと。
させてしまう、かもしれねぇが。
徐々にか、一気にか、という。
スピードが違うだけで。
結果的に。
おれたちも、同じこと、してるわけで。
それこそが、おれたちの仲間である、証明だから。
悪いが、そこは、勘弁してくれ。
一斉送信で、送った内容は。
確認したやつなら。
誰でも、提案していいんだから。
確認した時点で。
提案できる資格を得た、みたいなもん、なんだからさ。
おれたちの中に、遠慮は無用、だからな!』
『はい。
ありがとうございます!』
洸希の、送信済みの文を、読み終えて。
僕は、安心して、昼ご飯を食べた。




