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バック!

「商業区で執事とお付きの者を連れた幼児がチンピラ共をイジメていた…という噂が流れているんじゃが…」


夕食時にそんな話が義祖父さんから出た。

へぇ、幼児がねぇ…俺は治してやろうとして謝られて逃げていったんだからイジメてない、つまり俺とは関係無い話だな。


そう思い、多少マシな味付けになったスープにスプーンをくぐらせ「お・ま・え、じゃろユーリウス~」「あ痛たたたたっ!?」義祖父さんがスッと俺の後ろに移動し、俺の両こめかみをグリグリと締め上げる…所轄ウメボシである。


「痛えよっ!」


「何を無視しておるんじゃっ!明らかにお前じゃろっ?」


「違うかも知れないだろ?決めつけんなっ!」


「ユーリ、悪者をやっつけたの?凄いね!」


「でしょっ!?セイ兄にもそのうち出来るよ!」


「やっぱりお前じゃないかっ!」「あ痛たたたたっ!?」


再び、両こめかみをグリグリする義祖父さんと、される俺。はっ?今のはまさか…セイ兄の誘導尋問っ!?

セイ兄…恐ろしい子…。


あぁ、痛かった。しかし義祖父さんめ、少しHPが減ったじゃないか。まったく…。


「…で、何か問題でも?」


俺はこめかみをスリスリ摩りながら義祖父に聞く。


「チンピラは末端でも上がおる…と言うことじゃよ」


「何?面子がどうのとか言ってきたりしてんの?」


「分かってるじゃないか」


うわっ、マジか面倒くせえ…。ん?でも…


「貴族相手に?」


そう、下から数えた方が早いと言ってもゼハールト家は貴族。そこに面子がどうの言ってくるか?


「バックに貴族がついてるからな…」


あぁ…そう言う…。

しかも裏の仕事もこなしていた義祖父さん相手に言ってくるなんて…


「まあ、そういうこともあるからな…今後は気を付けるように。お前たちもだぞ?」


「「「「はいっ!」」」」


「セイリウスもそういう奴らには気を付けようなぁ」


「はい、お祖父様!」


セイ兄…純粋っ!


「ユーリウスはあとで儂の部屋に来てくれ…いいな」


め…面倒くせえ…。ま、仕方ないか。


「そうすると料理の研究が出来ないんだが、まあ、しょうがないか。ん、分かった」


「なん…だとっ!?………いや、ゴホン。うむ、あとでな…」


ちょっと悩むんじゃないよ。


~~~~~~~~~~~~~~~~


「…で?」


「いや、まあ、大した相手ではないんじゃがな…チンピラの上も大した組織ではないし、そのバックも男爵だからな…。そんなに目くじらを立てるほどでもないんじゃ」


男爵家か…家より爵位は一つ上だけど…。


「だがそういう輩を片っ端からやるとそのうち伯爵家以上の奴ら出てくる場合もある、ということを知ってほしくてな…」


男爵家、子爵家までなら問題ではないということか…。


「いや、それはそれで問題なんじゃが…」



お読みいただき、ありがとうございます。次回もよろしくお願いします。


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