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追い込もう!

「………う~ん、ちょっと何言ってるか分からないな………………………もう一回、言ってみろよ…」


「「ヒィッ!?」」


俺は魔力を放出しながら邪悪なげふんげふん…極上の笑みを二人の夫人に見せながら言う。

二人は短い悲鳴をあげ後退るが…俺は二人が退いた分、歩を詰める。


「『ヒィッ!?』じゃないよ…ほら、言ってみなよ………もう一回さあ…」


「「うぅ…」」


さらに後ろに下がる二人に、詰める俺。俺は魔力というプレッシャーを掛け続ける。

さあ、どこまで堪えられる?


「お母様たちをプレッシャーで押さえつけられるって…」

「凄いな、ユーリウスの奴は…」

「それにこの魔力…なるほど、シーバスを一撃で倒すワケだ」

「お義母様たち…しょうもないこと言うから…」

「はあぁ…」


義兄義姉たちは落ち着いているな…セイ兄は目をキラキラさせて俺を見ているが…。

ふむ…セイ兄にも『光の翼』が出来るように魔法教えるか。スキルが無くてもなんとかなるだろう…。


「シーバスッ!?起きなさいっ、シーバスッ!?」

「あ、貴方たちっ…何をしているのですっ!?母を…私たちを助けなさいっ!!」


「「「「ええぇ………」」」」


シーバスに…息子、娘に助けを求める夫人たち…。シーバスは絶賛気絶中。義兄、義姉たちは嫌そうにしている。………いや声に出しちゃってるから。

俺の義母たちは人望ないなぁ…実の子に拒否られちゃってるよ…。

だからといって俺が容赦する必要もないし、手加減する必要もないよね!


「な、なんですかっ、貴方たちっ!?そんな態度で…今後どうなるか…」


「いやいや…今後はいいけどさぁ…」

「今の状況…どうにかしたらどうかしら…?」

「それな」

「それね」


「「なっ!?」」


そうそう。まさに今、絶賛、俺が魔力放出してアンタたちを詰めてますよ…。


「にいさん、ねえさんたちのいうとおりだな。こんごのじょうきょううんぬん言ってるよゆう………あるの?」


俺は一段、魔力の放出を強め、そう言葉を発する。もちろん邪悪で極上の笑みは忘れない。………邪悪って言っちゃったよ…。


「ヒィッ!?」

「あばばば…」


夫人の一人は後退り、もう一人は魔力に当てられ、口から泡をブクブクと吐いて気を失った。

むぅ、魔力出し過ぎたか…。良い塩梅が難しいな…。


「お義母様…」

「お母様…貴族の婦女子がみっともない…」


義姉二人はなかなか辛辣なご意見。対して義兄二人は苦笑いしているが、ソレは義姉に対してかな…。

まあ、義母に対して絶賛攻撃中の俺が言えることではないな。


まあ、ソレはソレ、コレはコレ。さぁ、どんどん追い込もうか!


お読みいただき、ありがとうございます。次回もよろしくお願いします。


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