表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

255/306

結果として

『神山メメントモリ』

『ソレストヴィング聖教国』の拠点にして国。かつての内戦時には超長距離魔導砲が設置されていたが、現在は撤去されている。


『人造神ヴェイダ』

『開祖イオリ=A=シュッテンバーグ』により造り出されたとされている。現在も稼働しているのかどうかはわからないらしい。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


「まあ、聖女様も今は大変みたいでねぇ…」


なんかアイアリーゼさんが面倒くさくなりそうなことを言おうとしている。

キュピーンと頭の中に稲妻が閃き「逃げろっ!」と俺のスキル『刻を視る者(ニュータイプ)』がそう言っている…気がする。

そして俺が「さて、そろそろ…」とバックれようかと思ったのを察したのか、アイアリーゼさんの追撃!………追撃ってなんやねん。


『サラリ…』とその金の髪を揺らしながら、『スルリ…』と俺の首にその白い腕を回してくる。『ふにゅん…』とアイアリーゼさんの二つのたわわが俺の肩辺りにたわわと押し付けられ、『フッ…』と俺の耳元でウィスパーボイスで囁く。


「お話………ちゃんと聞いてくれる?」


『こしょり…』と耳に届く吐息に危うく「おっふ…」と気持ち悪い声を出しそうになるし、いつもの俺ならコクコクと頷いてしまうところだが…今日の俺は一味違う。そういつもいつも俺のことを好きに出来ると思わないでほしい。


「聞きましゅ」


うん、いつもより酷かった。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


「『聖女派』と『教皇派』ねぇ…」


話を聞いてはみたものの、異世界モノの物語でならよく聞く話…。俺の感想としてはそんなところか…。

…で、護衛の聖騎士なんかもいるみたいだけれど、信用のおける聖騎士は数少なく、じゃあ外出ない方が良くない?と思うが、それはそれで教国内にいても良くないと…。

それで慰問…という形で国内から出て、護衛に俺たち修学旅行生と冒険者たちを使い、そのままクアンタム王国に身を寄せる…ってところか。


いやそれ完全に亡命やん?…いや、この世界に亡命って言葉があるかは知らんけども。…ん~、め、めんどい。

しかし、そんな『国』にも関係しそうな護衛依頼…俺の実力を知っているとはいえ、俺の冒険者ランクは『G』。冒険者(仮)である。そんなあくまで冒険者(仮)の奴に頼んで良いモノだろうか…。


「その辺りは国王からリリアーナ王女経由での推薦もあって大丈夫みたいよ」


…なるほど。やはりと言うかなんと言うか…。あの国王、今度嫌がらせしに行こう。

それよりも聖女様とリリアーナ王女が繋がっているとか…。さらっと出た情報だが…うん、やっぱり面倒そうである。

断りたいけど、さすがにこれだけ聞いちゃうともうダメ…かな?


「うふふ…もうダメよ」


…で、ですよねぇ。

アイアリーゼさんはニッコリ、と笑ってはいるものの、その笑みからは美しさとともに「もし今から断ったら…」というような何かを含んでいた…ような気がする。

や、やだなぁ、さすがに今からは断らないですよ。


まあ、コレがアイアリーゼさん、ミリアリーゼさん以外だったのなら、余裕でブッチギっていたのは言うまでもない。なんなら「絶対ヤだね、バーカ、バーカ、ベロベロベー」と煽り倒していたまである。


まあ、結果として受けてはしまったが…。

そう、悪いのは決して俺ではない。転生時に数有る状態異常耐性の中に魅了耐性を入れなかった誰か…多分、神様なのだろうけれど…のせいである。

そう…俺は悪くない。


「じゃあ細かいところはまた後日打ち合わせ、ということでお願いね」


「その時はアラド君抜きでお願いします」


「ウフフ…了解」


『バチコーンッ』とハートが出そうなアイアリーゼさんのウインクが直撃し、この日は冒険者ギルドをあとにした。


家に帰ったあと家族にこの件を報告、というか話したのだが、呆れと苦笑いが半々くらいの反応だった。ちなみに義祖父さんだけは大笑いしていたのでステップオーバートゥフェイスロックでギブアップを取ったことを報告しておこう。

お読みいただき、ありがとうございます。次回もよろしくお願いします。


【ポイント評価】【いいね】【ブックマーク】【感想】【レビュー】ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] スレッタとよばれるタヌキやグエルという男も登場させるかデリング神隼人という名前もいそうだし。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ