表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/60

23.大分改善されました


 明くる日、ルーシャス様が私用の扉を持って来てくれた。

 扉を開ける事も閉める事も出来ない私は、猫用扉を応用して扉の下の方に小さな扉を作ってもらったのだ。

 これなら扉が閉まっていても、小さい扉を開閉出来るので困らない。しかも私用なのでお子様くらいじゃないと通れないサイズ。

 それでも鍵は付けられた。まあ、王宮内だしね。

 

 この鍵なのだが、私しか使わないという事で、専用の鍵を付けてもらった。腕輪と連動していて、着けていれば開け閉め自由自在という何とも便利な代物。

 魔道具、便利!


 そう言えばトイレは早々に作ってくれた。

 一見すると仮設トイレのようで、下の方にスライムを入れるスペースがあって段差がある。水は魔石で出せるので、形さえ作ってしまば、どこに置いても使えるそうだ。ありがたやー。

 

 流石に万年筆を小さくするのは難しいらしく、先を削った羽根を渡された。

 羽ペン……めっちゃカッコ良くない?

 しかーし、ペン自体を使った事がなかった私は、一生懸命練習しましたとも。文字の勉強も兼ねて、書きまくったさ。その甲斐あって、文字も書けるようになりました!

 


 大分生活自体は楽になった。

 そうなると辛いのが、やはり夜。

 

 何となくだけど、誰かと一緒に居ると体感時間が短く感じると気付いた。

 つまり同じ時間でも昼間は普通に過ごせて、夜はいきなり体感時間が延びる感じ。

 夜は本を読んだり、勉強や運動をしているが、やっぱりつまらない。


 そこで私が目をつけたのは、護衛さん!


 毎日扉の側で立ってくれている騎士さん達。

 それは必須であって、交代で行われているそうだ。


 流石に暇だからといって侍女さん達を呼ぶのは忍びなかったけど、お仕事中の彼らなら良いかな〜と思って。

 私用の扉を開けて、お話を聞いてみた。

 最初は困ったように断られたけど、お願いしてみたら了承してくれた。

 もちろんあまり邪魔をしても何なので、一時間くらいで。

 

 騎士の訓練の仕方や、子供の頃とか、休みの日の過ごし方とか。


 知らなかった事が多くて、面白かったし興味深かった。

 日替わりで交代してるので、毎日違う人の話が聞けて楽しかった。


 彼らは気配を感じる事が出来るらしく、誰かが通りそうになったら教えてくれたので、部屋に戻った。

 そうして騎士以外には知られずに、夜中の歓談は続けられた。


 お陰で寝る前の時間が短く感じられて助かった。



 が、そんな日々も長くは続かなかった。


 侍女達にバレて、ルーシャス様に知られ、めちゃめちゃ怒られた。


 

 怒られたといっても、物凄く悲しそうな顔で訥々と語られただけだけど。


 たとえ護衛でも男性に違いなく。

 夜中に話すなど……よくありません、と。



 ですよねー。

 よく考えればその通りでした。申し訳ありません。


 反省し謝ると、どうしてそうしようと思い至ったのかまでも白状させられた。 

 

 

 すると「自分が一緒に過ごす!」と言い出した。


 それもそれでどうかな? と困っていたら、ディアナさんがルーシャス様を止めてくれた。

 

 そして次の日から日替わりで侍女さんが一人、夜中の話し相手として来てくれる事になった。

 そこまでしてもらうのはどうかと思ったけど、どうしてもと言われてしまい、それならとお願いした。


 女の子との気兼ねない話は思ったよりも楽しくて、あっという間に時間が過ぎるようになった。

 城下町にある人気のお店とか、美味しいお菓子とか、化粧品はどこが良いとか。

 女子力ありまくる侍女達の話は、私の興味をそそりまくった。


 

 城下町に行ってみたいと思うのは仕方ないと思うんだー。



 て事でカールさんにお願いしてみようっと。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ