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12.謁見室は市民体育館以上


 カールさんに夜の間、暇なので本を読むために文字を教えて欲しいとお願いした。

 準備をしてくるとのことだったので、その間に軽く食べてお昼寝してみた。


 一時間後にはスッキリ目覚めた。

 確かレム睡眠とノンレム睡眠の周期は一時間半だったハズ。三時間(地球時間)寝るのは私には丁度良いみたい。


 

 カールさんがやってきて、午後から国王に謁見する事になったと伝えられた。

 

 えー。


 と言っても、私的な謁見でどうも王妃様の願いでなされるらしい。

 だからそんなに気を張る事はないと言われたが、一般市民の私にはハードル高いです。ルーシャス様にローブもらっといて良かった。



 一先ず文字を習った。

 エクトリア王国の文字は有難い事に、五十音で成り立っていて、それが見た事のない文字だった。私にしてみれば文字というよりも、記号? 柄? もはや絵ですか? という風に見えるけど、それさえ覚えてしまえば本も読めそうだった。ちなみに漢字的なものはなかった。


 よし。

 これで時間が潰せそう。




 

 お昼を食べて、さて用意でもしますか、と思ったら、ディアナさんに捕まった。

 あっとゆー間にお風呂に入れられ、洗われ、拭かれ、髪になんか塗り込められて、結い上げられ、化粧をされた。


 その間、私はなすがまま。

 羞恥心は旅行にでも行ったのかな?

 まあ、ディアナさんが嬉しそうだからいっか。 

 

 一応正装という事で、スーツを着てローブを羽織った。

 勿論ディアナさんに抱っこされて移動。

 カールさんに連れられ、後ろには護衛さんがついて来た。

 

 謁見室の前で下され、ディアナさんと護衛さんはここで待機。

 重々しい扉が開かれ、カールさんと中に入る。


 遠っ!!


 私的なものだと聞いていたけど、その広さは市民体育館を超えた。

 遥か彼方に国王一家がいますよー。


 どんなに大股で歩いても、カールさんの一歩に対して私は五、六歩歩かなければ届かない。

 めちゃくちゃゆっくり歩いてくれているカールさん。

 ご迷惑おかけしてます……。



 ようやく王様の前までやって来て、カールさんが横に下がった。

 

 改めて見てみると、最初に会った王様の隣に金髪王子様、真紅王子がいて、反対隣に、真紅王子よりも真っ赤な髪の美しい女性と、豊かな金髪が緩やかにウェーブしためちゃくちゃ可愛い美少女が居た。


 礼儀作法もまだ習っていないので、軽くお辞儀をして面する。


「ようこそ、聖女殿。我が城は如何かな?」

「はい、皆さんによくしてもらっています」

「其れは何より。また何かあれば遠慮なく言って欲しい」

「有難うございます」

「さて、紹介しよう。妃と王女だ。どうしても聖女殿にお会いしたいと言ってきかないものでな」

「初めまして、聖女様。私はこの国の王妃エリザベス・エクトリアです。どうぞよろしくお願いいたします」

「初めまして! 私は第一王女のアンジェリカ・エクトリアです。お会いできて嬉しいです」

「こちらこそ。有栖川楓と申します。どうぞよろしくお願いいたします」


 王妃様に今度お茶会に誘っても良いか尋ねられ、了承した。

 王女様も楽しみにしてます!と言ってくれた。可愛い。


「三ヶ月後のお披露目の事は聞いているか?」

「はい」

「本来はその後で後見人を決めるのだが、もう決まっているので聖女殿にはランドール侯爵と共に参加すれば良いだろう」

「分かりました」

「では、また」


 そう言って王様は去っていき、それに続いて王族の方々も出て行った。



 ふぅ。

 緊張したけど、大した事言われなくて良かった。

 王妃様や王女様は好意的だったし。


 お茶会が楽しみかも。

 あ、早急に作法も習わなきゃ。



 帰りもディアナさんに抱っこされて戻る。

 お茶会の事を言ってみると、ディアナさんが教えてくれるって。

 ありがたやー。




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